念願のヴァンパイアへと転生したベラだったが、娘のレネズミがヴァンパイアの王族ヴォルトゥーリ一派から危険分子だと判断されてしまう。

 

ヴォルトゥーリ軍がカレン一家に迫る中、仲間に捜しに奔走するベラたち。

 

 

ヴァンパイア界を巻き込んだ争いの行方は！？

 

ベラとエドワード、2人の愛の物語が完結するシリーズ最終弾！

原作小説最終作「Breaking Dawn」を二部作にした二作目。

 

（仲間集めのお話）

カレン家の皆さんがヴォルトゥーリに対抗すため仲間のヴァンパイアを集める部分にかなりの尺を割いています。

世界中にヴァンパイアがいるというのは分かりますが、アマゾネス･バージョンまで出てきちゃって・・・・　

なんでもアリ的なノリは「Gガンダム」みたいで楽しかったですが。

 

とにかく登場キャラがメチャクチャ多くて、原作を読んでいないと把握できないキャラや要素も多い。

 

個人的にはジョニデ演じるのジャック･スパローのような、アリステアの不敵な感じが好きでした。戦う前にいなくなってしまいましたが・・・

 

（メイン3人は・・・）

・エドワードはベラと結婚できてゴール。

・ベラはヴァンパイアに転生し、エドワードとの永遠を手に入れゴール。

・ジェイコブは運命の刻印相手、レネズミと出会いゴール。

 

3人とも大目標を達成してしまったせいか、本作では目立った活躍をしていなかったのが残念。

一番おいしいところは、アリスがかっさらていきました。

未来系の能力はやっぱ最強。

 

（不滅の子 Imortal Child）

吸血鬼にされた子供のこと。

吸血鬼（同士）は生殖能力がないため、子供が欲しければ人間の子供を吸血鬼化するしかありません。

しかし、吸血鬼になった時点で年を取らなくなるので、ずっと子供のまま。血への渇きや能力の抑制がきかず、本能のままやたらめったら人を襲うので、存在自体を人間に秘している吸血鬼にとってはかなりリスキー。

そのため作ることが禁止されています。

 

(ターニャ率いるデナイ派）

前作Part1の結婚式にもカレン家の親族という事で揃って出席していました。実際に血の繋がりがあるわけではなく「人間を食糧とはしない」ライフスタイルが共通。互いに共感を覚えて親族として付き合うことに。

ターニャ（家長）、ケイト（電撃）、イリーナ（密告者）の3姉妹と、後から加わったエリエザルとカルメンの計5人。

 

（見どころ＆好きなところ）

●ワイルドで荒々しい新生者ベラ

森を駆け、狩りに興奮し、ジェイコブをド突き回すベラ。

前作でガリガリにやつれていたのとは対照的に、妖艶さが際立ってます。

 

●最終決戦！！首獲り祭りだぁぁー！

両陣営が相対してからの緊迫感がいい。

味方も敵もどんどん死んでいくー！

あぁ～！あぁ～！！と思っていたら・・・・

 

●ヴォルトゥーリの長、アロ

不敵な笑みを浮かべるビジュアルもキャラも割と好き。

権力者で、容赦ない部分はあるが、浅慮ではないし、結構慎重。