ヴェトナム戦争が舞台の映画「トロピック･サンダー」を撮影中に、役者たちがそうとは知らずに本物の戦場に送り込まれてしまって･･･というコメディです。

1986年「サボテン・ブラザーズ」の

別バージョンな感じでしょうか。

 

ヴェトナム戦争が題材ってことで「プラトーン」や「地獄の黙示録」などの名作をパロディってるシーンもありました。

 

特別出演を含め、なかなか豪華なキャストと結構な製作費を費やして作られた

大作おバカムービーです。

ストーリー展開というよりか、キャラ

設定で笑わせるギャグ映画と言った感じかな。きつめのブラック･ユーモア満載なので好き嫌いはあると思います。 序盤の戦場撮影シーンや、監督が地雷で吹っ飛んだシーンのスプラッタージョークはジョークにしてはちょっと生々しすぎる気が。

 

オープニングの「映画館での新作案内」風には、ホントにこんな映画あるのかなとちょっと騙されてしまいましたよ。

だってユニバーサルやフォックス、ニュー･ライン･シネマのロゴまで出てたたし。ちなみに本作は製作はドリームワークス、配給はパラマウントです。　おもしろかったので以下にちょっと紹介。

 

●ダグ・スピードマン（ベン・スティラー）

　「SCORCHER 」というアクション映画でスターに。パートⅥまで

　作られるが人気低迷。演技派を目指した「Simple Jack」も微妙。

 

●カーク・ラザラス（ロバート・ダウニー・Jr）

　オスカーを５度も獲得した実力派俳優。近作にはトビー・マグワイアと

　共演した「SATAN'S ALLEY(悪魔の小道)」。

　「トロピック･サンダー」では黒人の軍曹を演じるため手術をうけて皮膚

　をほんとに黒くして役に挑む。

　演じたロバート･ダウニー･Jrは黒人訛りの英語を使いこなし、外見も本人

　とはわからないくらいで、黒人役になりきる俳優役になりきってました。

 

●ジェフ・ポートノイ（ジョー・ブラック）

　「The Fatties」というオナラを笑いにしたお下劣コメディで知られる

　ジャンキー役者。

 

●アルパ・チーノ（ブランドン･T･ジャクソン）

　まず名前がナメてますね。

　BOOTY SWEAT（ケツの汗）という飲料のCMを務める黒人ラッパー。

 

（好きなところ）

●トム・クルーズ

　すぐ気付きましたが、最後まで彼だと気づかない方もいると思います。

　おもしろいキャラを演じてました。キレのある踊りも楽しかった。

　「マグノリア」で演じてたキャラにちょっと似てた。

 

トム以外にもたくさんの有名人がカメオ出演してると思います。