無鉄砲で怖いものなしの腕利き戦闘機パイロットのマーヴェリックと相棒のグースが送り込まれたのは、エリートパイロットが集まる海軍の養成機関、通称トップガン。

 

 

命知らずの若き飛行機乗りたちの野心や友情、熱い青春。

そして決死のドッグファイト（戦闘機バトル）を描いたアクション青春映画。

 

戦闘機アクション映画の代表作ですが、アクションだけにフォーカスした作品ではなく、ミリタリードラマ、スポ根ドラマ、ラブストリーをミックスした感じ。それぞれの要素を重く掘り下げず、軽～い感じで繋げて、いろんな要素を楽しめるエンタメ作に仕上がってます。

ジャンル分けが意外と難しい作品。

 

（トム・クルーズ、一躍トップスターに！）

作品は世界的にも大ヒットして成功。

トムのキャリアの転換点になった作品。

「危険な撮影にアドレナリンドバドバ」なトムの原点はこの作品な気がします。

 

トムだけでなく、ヴァル･キルマーやメグ･ライアンも本作出演により注目を集めるようになりました。

ティム・ロビンスが脇役でちょこっと出てます。

（最初のミグとの遭遇シーンでパニックを起こしたクーガーの相棒として、最後の実戦ではマーヴェリック機に搭乗していたマリーン役。）

 

俳優だけでなく監督のトニー・スコットにとっても出世作。

製作ジェリー・ブラッカイマーと初めてタッグを組んだ作品で、以降、この2人のタッグで5作品撮ってます。

（「ビバリーヒルズ･コップ２」「デイズ･オブ･サンダー」「クリムゾン･タイド」「エネミー･オブ･アメリカ」「デジャブ」）

 

ジェリー・ブラッカイマーも相棒ドン・シンプソンとともに製作を務めた1983年「フラッシュダンス」、1984年「ビバリーヒルズ・コップ」に続いての大ヒット。名プロデューサーとしての地位を確かなものにした作品。

 

関係者たちが、戦闘機さながら猛スピードで飛翔、飛躍した作品となりました。

 

（戦闘機）

●Ｆ-１４ 通称トムキャット

本作での主役の一人。現在ではもう引退して使われていない機体。

1970年代から運用され、2006年には完全に退役したそう。

 

●ミグ

ソ連産の戦闘機ですが、本作の敵機として登場した「ミグ28」は架空の機体。F-５（タイガーⅡ）を塗装したものになります。

 

●識別が難しい

戦闘機は海軍の強力を得て実際に飛ばして撮影してます。

 

素人目では飛んでる機体の区別がつきにくいのが難点。

F-14もミグ(F-5)も複数機が入り乱れて高速で動いているため一瞬ではどっちなのかわかりにくい。

ミグの方が小型。

シルエットで一番違うのが垂直尾翼。F-14は2枚だけど、ミグは1枚。

 

パイロットもヘルメットとマスクを装着しているため区別がつきにくいのよねー。

 

（見どころ）

●トム・クルーズ

当然カッコイイ。

ロッカールームやビーチバレーなど、タフガイたちの上半身裸のシーンがたくさんありますので、女性ファンにはうれしいのかもしれません。

 

（好きなところ）

●オープンニング　戦闘機の離発着の風景

甲板上のクルーの動きのプロフェッショナル感がかっこいい。

音楽の使い方も最高。

威厳を感じさせるBGMから、一気のロックへ！

ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」(Danger Zone)　！

テンションあがりますね。