トップガン  マーヴェリック A

(TOP GUN  MAVERICK)2022

監督  
ジョセフ・コシンスキー  
製作  
ジェリー・ブラッカイマー トム・クルーズ
キャスト  
トム・クルーズ マーヴェリック(ピート・ミッチェル大佐)
マイルズ・テラー ルースター(ブラッドリー・ブラッドショー
ジェニファー・コネリー ペニー(バーのオーナー)
グレン・パウエル ハングマン
モニカ・バルバロ フェニックス(女性パイロット)
ルイス・プルマン ボブ(フェニックスの相棒)
バシール・サラフディン ホンドー
ジョン・ハム シンプソン(トップガン司令官)
チャールズ・パーネル ウォーロック(トップガン副官)
ヴァル・キルマー アイスマン
ジェイ・エリス ペイバック
ダニー・ラミレス ファンボーイ
グレッグ・ターザン・デイヴィス コヨーテ(ハングマン友人)
エド・ハリス ケイン少将
リリアーナ・レイ アメリア(ペニーの娘)

前作から36年。

伝説となったパイロット、マーヴェリックがトップガンに帰ってきた!

 

戦闘機F-18による敵地でのミサイル攻撃ミッションは、難易度MAXのまさにミッション・インポッシブル!

難関ミッションに挑む若きエース・パイロットたちを指導することになったマーヴェリック。

その中には事故死したかつての相棒グースの息子ルースターの姿が。

 

(超絶大ヒット!)

トム・クルーズのブレイク作品となった前作公開から36年。

撮影時23歳だったトムも56歳に。(2018年撮影時)

※コロナの影響で公開は大幅に遅れた。

 

アメリカ、日本、世界各国で大ヒット。

興行収入は10億ドルを超え、トム・クルーズ史上最高のヒット作となりました。

 

●熱い!

ライバル心剥き出しで、バチバチに皮肉を言い合う若きパイロットたち。

ビーチ・アメフト(前作ではビーチ・バレー)で友情を深めるタフガイたち。

80年代に作られた前作の熱量(ノリ)をそのまんまブチ込んでる感じです。

 

人との距離が密で熱い

人間関係が希薄になっていく昨今。さらにコロナウイルス。

今風ではないこのホットな人間関係がウケたのかなー。

 

(36年ぶりの続編)

前作の映像も随所に入れて、前作を観て(覚えて)いなくても一応話はわかるようになってます。

 

続投はトム・クルーズ(マーヴェリック)とヴァル・キルマー(アイスマン)

アイスマンの登場には感動。36年という月日に思いを馳せてしまう。

演じたヴァル・キルマーは実際に咽頭がんになり、声が出せない状態でした

 

●グースの息子ルースター。似てる。

演じたマイルズ・テラーはビジュアルをかなり寄せてました。

 

新キャラ バー店主のペニー

前作にも登場していたかのよう雰囲気でしたが、本作で初登場のキャラ。

(前作でマーヴェリックがちょっかいを出した司令官の娘として、グースや彼の妻の口から「ペニー・ベンジャミン」という名前だけが出てました。)

 

(絶滅危惧種? 戦闘機パイロット)

無人機、ドローンが実戦投入されて久しい現在。

有人戦闘機による無茶なミッションやドッグファイトという設定にはリアリティはないし、ミッションの内容も現実にはありえないような、まさに映画を盛り上げるためだけに考えられた無理ゲー的なもの。

(それこそ無人機でやったらいいと思えるようなミッション)

敵地にたまたま懐かしの旧型機F-14置いてあって、たまたまスクランブル出来る状態に整備してあって、さらに最新鋭の敵機を撃墜までしてしまうんなんて、最高にご都合主義で、最高に楽しい。

 

そうした所に、若干冷めてしまう部分もありますが、前作の設定を最大限に生かしながら、スリル満点の超一級品エンタメ作に仕上がってます。

 

なんか戦闘機乗りたちへのレイクエムのような気がします。

 

(飛行機たち)

●F-18(スーパーホーネット)

第4.5世代機とされる。

敵基地が電磁波妨害をしているので最新の第5世代機(F-22やF-35)は使えないという設定だったので、本作のメイン機体として選ばれる。

 

●F-14(トムキャット)

前作で活躍した懐かしの第4世代機。本作でも終盤で大活躍!

 

●ダークスター 

マーヴェリックがテストパイロットを務め、作中でマッハ10を達成した超極音速実験機。

実際の戦闘機はマッハ2~3程度。

マッハ9を超えたNASAの無人実験機がこれまでの最速。

マッハ1は約時速1,200キロ。

マッハ10では時速12,000キロ越え。北海道から沖縄まで15分を切る。

 

●P-51(マスタング)

マーヴェリックが最後にペニーを乗せて飛んだ飛行機。

元は第二次世界大戦で活躍した戦闘機。

撮影に使われたのは、なんとトム・クルーズ自身が所有する機体。

実際にトムがペニー役のジェニファー・ガーナーを乗せて飛んでます。

 

●Su-57

F-22やF-35に対抗するため作られたロシアの第5世代機。

 

(見どころ)

●F-18実機による飛行シーン

海軍の全面的な協力を得て実際にF-18を飛ばしてます

さらに俳優も実際に乗せて演技させてます。

Gに歪む顔は演技ではないそうです。

 

●オープニング

音楽、映像の使い方は前作のオープニングを完全に踏襲。

36年の月日が経ち、戦闘機の性能は飛躍的に向上していますが、空母デッキで作業する人たちの姿、仕事はあんまり変わっていない感じ。

テキパキとした動きや独特のポーズやサインがカッコイイ。

 

初めにトップガンについての説明文が流れますが、その文章も一点を除いてまったく一緒。(men → men and women に変わっているだけ。)

 

●マーヴェリックによるミッション・ポッシブル・デモンストレーション

教官を外されたマーヴェリックがレジェンドの超絶テクを見せつける鬼カッコ良いシーン!

最後の実戦シーンよりもテンション上がりました。

 

(好きなところ)

●ハングマンのいつも余裕・自信たっぷりの嫌味な笑顔

 

★★★PICK UP LINES★★★

トップガン続編製作の報を受けて、私や多くの人が思ったこと

 

ケイン少将

These planes you've been testing, Captain, one day, sooner than later, they won't need pilots at all.

Pilots that need to sleep, eat, take a piss.

Pilots that disobey orders.

All you did was buy some time for those men out there.

The future is coming, and you're not in it.

(大佐、君が試験中の航空機はじきにパイロットを必要としなくなる。

寝て食べて用を足すパイロットはね。命令に従わないパイロットもだ。

君はすこし時間を稼いだけだ。未来に君の居場所はないぞ。)

 

(中略)

 

ケイン少将

The end is inevitable, Maverick.  Your kind is headed for extinction.

(終わりは見えているぞ、マーベリック。君たちパイロットは絶滅する。)

 

マーベリック

Maybe so, sir.  But not today.(だとしても、今日じゃない。)

 

        シリーズ作  
1986 トップガン
2022 トップガン マーヴェリック