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死霊の呼び声が聴こえた時、惨劇が幕を開ける。　これぞホラー。

純粋なるホラー。ホラー・オブ・ホラー。

40年以上前の作品ながら、今でもカルト的な人気を誇る名ホラーです。

 

今観ても十二分に怖い。画的にもかなりキツくてグロい。

ただ結構コミカルさも感じます。

 

ストーリーは「山に遊びに来た男女が次々と殺されていく」という超お決まりパターン。

カメラワークがおもしろい！死霊（襲う側）目線のカメラアングル事体は

珍しくもありませんが、這って滑らかに流れるような撮り方や、演者の頭の真上をまたいで撮ったりとユニークだった。

効果的だったのは多用されていた目のアップ。怖かった。

 

「スパイダーマン」シリーズの成功で一躍有名になったサム・ライミ監督の長編デビュー作で脚本も自身が担当してます。

 

メイキングを見ると、限られた資金、スタッフでかなり苦労して撮影した

様子がわかります。主演のブルース・キャンベルはサム・ライミ監督とは

学生時代からの友人で「スパイダーマン」シリーズ３作品など、サム・ライミ監督作品で端役として出演してます。

 

「死霊のはらわた」という、おどろおどろしく、スプラッターホラーである事をわかりやすくストレートに現した邦題は印象的で上手だなと思いました。

 

（怖かったところ）

●襲い来る森。ツタの動きが妙に生々しくてリアルだった。

●憑りついた死霊とのバトル。とことんグロい。