会話劇を主体としたギャング映画。

 

2008年の米大統領選挙当時のオバマや

ブッシュの演説を映画のシーンに合わせて

引用し、アメリカという国の世相を皮肉感たっぷりに描くという風刺映画的な色合いも強く、登場キャラもストーリーを展開させるためではなく、風刺のために描かれている感じが強い。

総じて玄人向けの作品だと思います。

 

原作は1974年の小説「Cogan's Trade」

 

ブラピは製作も兼ねてます。

ブラピとドミニク監督は2007年「ジェシー・ジェームズの暗殺」以来のタッグ。玄人向けの作風は変わらずですね。

 

邦題を主人公の名前にしたのは、同年公開のトム・クルーズ主演

「アウトロー（原題:Jack Reacher）」に対してブラピ主演を意識させるためかなー。「アウトロー」のようなヒーローアクションでは全然ないけれど。

 

（見どころ）

●ラストのブラピの一吠え。ワルカッコいい。

　「アメリカは国じゃねえ。ビジネスだ！さあ金をよこせ！！」

　悪党ですね。それが米党だって映画です。