ザ・タウン A
(THE TOWN)2010
ベン・アフレック二作目の監督作です。今回は監督だけでなく、
自らも主演として出演しています。
舞台はボストンのチャールズ地区。銀行強盗が多発する街。
強盗団のリーダーがある女性との出会いをきっかけに足を洗おうともがく様を描いたお話です。
ストーリーの大筋は 1995年「ヒート」と非常に似ています。終盤に市街地での激しい銃撃戦があるところも同じですね。
「ヒート」は 強盗と刑事の対決に焦点をあてていたのに対して、本作は
強盗をやめようとする強盗団のリーダーと彼に関わる仲間や恋人を中心にして描かれています。あとラストはまったく違いますね。
ベン・アフレックはなかなかいい映画撮りますね~。
俳優と監督、二足のわらじを見事にこなしていたと思います。
本作撮影にあたり、実際のチャールズタウンの住民で犯罪歴のある元服役囚を多数起用し、リアリティを追求したそうです。ファーギーの部下のラスティを演じた人もその1人で、他にも端役で何人か出演しているそうです。
地元の人を多数起用するのはベンの初監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でも行われていました。この作品もボストンが舞台になっています。
ベンはボストン隣のケンブリッジ出身で、彼の地元愛が感じられます。
(見どころ)
●ジェレミー・レナー(ジェム役)の演技。良かったです。
2009年「ハート・ロッカー」以降の彼の活躍には目を見張るものが
ありますね。
★★★PICK UP LINES★★★
One blue-collar Boston neighborhood has produced more bank robbers and armored car thieves than anywhere in the world.
Bank robbery became like a trade in Charlestown, passed down father to son.
肉体労働者が暮らすボストンの一画は、銀行強盗と現金輸送車強盗が世界で一番多い。
チャールズタウンでは銀行強盗がまるで職業のように父から子へ受け継がれる。