ハート・ロッカー 

(THE HURT LOCKER)2008

監督 キャスリン・ビグロー  
キャスト ジェレミー・レナー ジェームズ
  アンソニー・マッキー サンボーン
  ブライアン・ジェラティ エルドリッジ
  レイフ・ファインズ 砂漠で会った隊の隊長
  ガイ・ピアース トンプソン
  デヴィット・モース 太っちょ大佐
  クリスチャン・カマルゴ ぶっとんだ大佐
  エヴァンジェリン・リリー ジェームズの妻
    防爆スーツ
    防爆スーツ

戦争映画。舞台はイラク。アメリカ軍爆弾処理班を描いた作品です。

アカデミー作品賞、監督賞を受賞しました。

監督のキャスリン・ビグローは女性監督初のアカデミー賞受賞という快挙を成し遂げました。 またこの年のアカデミー賞では、元夫のジェームズ・キャメロンの「アバター」と賞を争い、話題にもなりました。

どちらもそんなたいそうな賞をとるほどの

作品ではないと思いますが。

 

緊迫感はありました。

どれだけ実際の戦場や兵士のリアルを描けているかはわかりませんが、ドキュメンタリー風の撮り方や、ロケが行われたヨルダンの臨場感も相まってリアリティーは感じました。  

 

良くも悪くもアメリカ風の戦争映画だと思います。

ラストも読める展開ではありますが、「クレイジー!!」さはすごく伝わりました。2001年「ブラックホーク・ダウン」を思い起こしました。

エンターテイメント性は低いものの、かといって明確なメッセージ性も感じなかったです。

 

(見どころ)

●緊迫感あふれる爆弾処理シーンや銃撃戦のシーン。

 特に砂漠での銃撃戦。アップで映る主役達の汚れた顔、

 まとわりつく蝿。リアリティーを感じました。

●爆発シーン。何かリアルで迫力がある。特にオープニングが良かった。

●メイン3人にはきちっと演技できる人がキャスティングされている感じ。特に主役のジェレミー・レナーがいい。この映画で一躍有名になり、以降、数々のアクション映画で活躍していきます。

メイン以外も結構豪華なキャスト。 デヴィット・モースは太ったね。

 

★★★PICK UP LINES★★★

映画冒頭の一文

 

The rush of battle is often a potent and lethal addiction,

for war is a drug.

 

戦闘での高揚感は時に激しく致命的なまでの中毒となる。

戦争は麻薬である。

 

 

※タイトルの hurt locker は、米軍の俗語で「激しく追い詰められた状態」や「棺桶」を意味するそうです。