クロニクル A

(CHRONICLE)2012

監督 ジョシュ・トランク  
キャスト デイン・デハーン アンドリュー・デトマー 
  アレックス・ラッセル マット(アンドリューのいとこ)
 

マイケル・B・ジョーダン

スティーヴ
 

アシュリー・ヒンショウ

ケイシー
  マイケル・ケリー アンドリューの父
  ボー・ピーターソン アンドリューの母
  アンナ・ウッド モニカ(赤毛の女)

超能力を手にした男子高校生3人。はじめはちょっとしたイタズラを楽しんでいるだけだったが、徐々にその力は強くなっていき・・・・

 

登場人物がハンディカメラで自分たちを撮っている映像という設定。

突然超能力という大きな力を手に入れるが、その力のせいで歪んでおかしくなっていく様を描いた、タイトルのクロニクル(記録)とおりの記録ドラマ的な感じで進んでいくのかと思いきや、終盤ではマーヴェル・アベンジャーズも真っ青の激しい超能力バトル!

 

思い込みが激しく、凄まじい力を手にして狂気に走る主人公アンドリューを演じたデイン・デハーンは、2014年「アメイジング・スパイダーマン2」で、アンドリューとかなり似たキャラのグリーン・ゴブリン(ハリー・オズボーン)を演じてます。

 

監督のジョシュ・トランクは当時27歳。

終盤の市街地での超能力バトルシーン等からは、既成概念に捉われない若者のエネルギーを感じます。

この勢いに溢れるシーンを観ていて、2009年の「第9地区」を思い起こしたりしました。

 

(見どころ)

●段々おかしくなっていく主人公アンドリュー。怖い。

●終盤の超能力バトル。

「能力者たちの激しいアクション」自体はありふれていますが、本作はそれをヒーローモノにせず、普通の高校生にさせたのが斬新。

ヒーローのように正義のためでもなく、コスチュームを着ることもなく、手にした力に飲み込まれてしまった普通の男の子たちによる激しいバトル。

爽快感より臨場感。

 

★★★PICK UP LINES★★★

 

シーン①超能力

 

スティーヴ

Telekinesis.

The ability to move, lift vibrate, spin, bend, break, or impact objects through the direct influence of mental power or other nonphysical means.

 

テレキネシス。

物体を動かしたり、持ち上げたり、振動、回転させたり、 曲げたり、壊したり、精神力などの非物質的な力で対象に直接的に影響を与える力。

 

 

 

シーン②頂点捕食者

 

アンドリュー

It is called the apex  predator, right? 

And basically what this is, is the strongest animal in the ecosystem, right?

And as human beings, we are considered the apex predator, but only because, like, smaller animals can't feed on us because of weapons and stuff, right?

The lion does not feel guilty when it kills a gazelle.  Right?

You do not feel guilty when you squash a fly.

And I think that means something.

 

頂点捕食者って言葉がある。要は生態系の中で最強の生き物ってことだ。

僕たち人間は頂点捕食者とされているわけだが、それは武器や装備があるおかげだ。ガゼルを殺すライオンに罪の意識はない。

僕たちがハエを潰すときも。 それが重要なんだ。