1979年アメリカ、テキサス。

3組の男女がポルノ映画撮影のため訪れたのは老夫婦が住む農場。

 

なんだか危なそうな爺さんと、

さらにヤバそうな婆さん。

歪んだ欲望と狂気に満ちた高齢ご夫婦による殺戮ショーの幕があける！！

 

スプラッター系のホラー作。

 

（ド定番の展開ながら・・・）

若い男女のカップルたちが訪れた場所でエロいことしてたら、ヤベー奴（殺人鬼やモンスター）に襲わて、次々と殺されていく。

そんな超古典的でコテコテな展開ですが、一風変わったエッセンスが盛り込まれて、楽しく見れました。

 

製作会社のＡ24はまだまだ若い会社で、大手スタジオ作品とは一味違った一歩攻めた感じの作品が多くて楽しいです。

 

●性衝動に突き動かされる後期高齢者シリアル･サイコ･キラー

老人の殺人鬼はこれまでにもいましたが、衰えぬ性欲という殺戮の動機が、気持ち悪さを際立たせるとともに、下ネタ的な愉快さも感じさせます。

 

●Ｘ

主人公のマキシーンは、彼氏のウェインから X factor （未知の才能）の持ち主だと言われてます。

 

主人公マキシーンと、彼女を狙うパール婆さんは、ミア・ゴスが一人二役で演じてます。

（パール婆さんがマキシーンのベッドに潜り込むシーンでは、バックに写る窓のカーテンがＸになってました。）

 

パール婆さんは、結構若い人が特殊メイクをしている感じはありましたが、

一人二役とは気づけなかったですねー。

 

はじめから続編製作も検討されていたようで、半年後には本作の前日譚となる「Pearl パール」が公開されています。

 

（好きなところ）

●オッパイ

マキシーンとボビーの2人は惜しげもなく披露してくれたので、ロレインも見たかったなー。

 

●パール婆さん

メッタ刺しの後に、よっぽど気分が良かったのか踊りだすパール婆さん。

2019年「ジョーカー」みたいだった。

若かりし頃にダンサーを夢見ていたことが次作「Pearl パール」で分かります。