ライフ A

(LIFE)2017

監督 ダニエル・エスピノーサ  
キャスト ジェイク・ギレンホール デヴィッド・ジョーダン
  ライアン・レイノルズ ローリー
  レベッカ・ファーガソン ミランダ・ノース
  真田 広之 ショー(日本人)
  アリヨン・バカレ ヒュー(アフリカ系の生物学者)
  オルガ・ディホヴィチヤナ キャット(司令官)

探査機が火星から持ちかえった土壌サンプルをISS(国際宇宙ステーション)で分析した結果、地球外生命体を確認!

カルビンと名付けられた微生物生命体は急速に成長!

実験室を抜け出しクルーを次々と襲い始める!

 

カルビンの地球への侵入を防ごうとするクルーとの攻防が始まる!

 

SFホラーです。

宇宙で見つけた地球外生命体が宇宙船の中でクルーを襲って殺していく。

そう、ようは「エイリアン」です。

 

とてもありがちなネタでありながら、クオリティは高く、最後まで飽きずにハラハラ観られる作品に仕上がってます。

オチは読みやすいかな。

 

タイトルの LIFE はもちろん地球外生命体カルビンの事だと思いますが、 それ以外にも、自らの生存(life)を懸けて戦うISSのクルー、カルビン、そして地球やそこに住む人々の事も指してるような感じでしょうか。

 

似たようなテイストのSFホラー作2007年「サンシャイン2057」では、

序盤にフェイドアウトしていた真田広之ですが、本作では終盤まで活躍してます。逆に本作ではライアン・レイノルズが序盤でフェイドアウト。なかなか贅沢な使い方です。

 

(特徴:超近未来な設定)

この手のSFでは何百年先とか、かなり先の未来が設定さる事も多いですが、本作はほんの少し先の近未来。

架空の宇宙船ではなく、ISS(国際宇宙ステーション  International Space Station)という現在実際に運用されている宇宙船が舞台なのも特徴。

なので宇宙での科学的レベルも現在とさほど変わらないような描写。

また「エイリアン」のように地球から遥か離れた宇宙ではなく、ISSが

周回している地球軌道上で物語が進むので、「カルビンを絶対地球に侵入させない」という話の筋に危機感やリアリティを持たせてます。

 

(見どころ)

●成長して姿を変えていくクリーチャー カルビン。

神出鬼没でなかなかコワイ。

 

●カルビンを封じ込めようと挑むクルー達の覚悟。

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)地球外生命体確認!

ヒュー

We're looking at the first incontrovertible proof of life beyond Earth.

Ha ha ha ha ha....  Oh, it's beautiful.

 

議論の余地なし、間違いないよ。僕たちは初の地球外生命体の見ている。

ハハハッ・・・・素晴らしい。

 

 

(シーン②)絶対隔離

 

ミランダ

David, they're not coming to rescue us.  It's Firewall Three.

(デヴィッド、彼らは救助に来たんじゃない。隔離3よ。)

 

デヴィッド

What?(何だって?)

 

ミランダ

Firewall One was the box.  And Firewall Two was the lab.

And Firewall Tree is the station.

(隔離1は培養器。隔離2はラボ棟。そして隔離3はこのステーション。)

 

デヴィッド

But we have a new firewall. 

(でも改めて隔離に成功したじゃないか。)

 

ミランダ

They don't know that.

And if Firewall One or Two fail, they have two choices.

They can contain, or they expel.

They're pushing us out to deep space.

(彼らはその事を知らない。隔離1と2が失敗したら選択肢は2つ。

封じ込めるか、追放するか。私たちを宇宙の彼方へ追いやるつもりよ。)