ミスト C

(THE MIST) 2007

監督 フランク・ダラボン  
キャスト トーマス・ジェーン デヴィッド・ドレイトン
  ネイサン・ギャンブル ビリー(デヴィッドの息子)
  ローリー・ホールデン アマンダ(新任教師)
  ジェフリー・デマン ダン
  フランシス・スターンハーゲン アイリーン・レプラー(おばあさん
  ウィリアム・サドラー ジム(ブルーカラー)
  デヴィッド・ジェンセン マイロン(ブルーカラー)
  トビー・ジョーンズ オリー(射撃上手の店員)
  ロバート・トレヴァイラー バド(店長)
  マーシャ・ゲイ・ハーデン

カーモディ(宗教狂?)

  アレクサ・ダヴァロス

サリー(レジのバイト)

  サム・ウィットワー

ウェイン・ジェサップ二等兵

  アンドレ・ブラウアー ノートン(デヴィッドの隣人,弁護士
  クリス・オーウェン ノーム(最初に殺られた若者)
  ケリー・コリンズ・リンツ デヴィッドの妻

モンスターパニックホラー、密室集団

パニックホラーとしては良くできています。霧の中、いつ何が襲ってくるかわからない恐怖、集団心理の恐ろしさ。

とても緊迫感のあるシーンの連続です。

 

と、ここまではいいんですが、

やはり問題はあのラストです。

率直な感想は「後味チョーわるっ!!」

評価の分かれるラストだとは思います。

私は好きじゃありません。

お話作りにはセオリーがあります。そのセオリーを守ってこそ多くの人に「おもしろいっ」と思ってもらえる良作が生まれます。

 

よくある宣伝文句で「あなたは絶対ダマされる」「衝撃のラスト」などと

謳われる作品でもそのほとんどがセオリーを守ってます。

どんなに凝って複雑なストーリーでもセオリーを外すと、多くの人から受け入れられなくなってしまうから。

 

が、この作品はそのセオリーをホントに外しちゃいました。

やっちゃったって感じです。

そのことでより良い、よりおもしろい作品になればいいんですが、大概失敗するでしょうし、本作も失敗だったと思います。

メッセージ性もあまり感じなかったし、話題ねらいのオチだったのかなー。

 

ショーシャンクンの空に」「グリーンマイル」に続く

スティーブン・キング原作とフランク・ダラボン監督コンビの作品がこれで、しかもあの結末とは・・・・驚きです。ちょっとがっかり。

 

(怖かったところ)

●青年軍人がリンチを受け、刺されて外へ放り出されるところ。

 モンスターたちよりも人間の狂気の方がずっと怖い。 

 

★★★PICK UP LINES★★★

人の本質・・・・

 

デヴィット

ひとたび闇の中に置かれて恐怖をいだくと人は無法状態になる。

粗暴で原始的に。

 

ダン

恐怖にさらされると人はなんでもする。

「解決策」を示す人に見境もなく従ってしまう。