天然ガス開発を進める大手エネルギー会社のやり手社員スティーヴ

同僚と共に次なる目的地である田舎町へ赴き土地の採掘権契約を結ぶため住民宅を訪問していく。

金のためスティーヴ達を歓迎する住民もいれば、採掘による環境破壊を危惧し反対する住民も。

そこへ環境保護活動家が現れ、住民の間には反対の機運が高まる。

決して金の亡者というわけではないが、自身も田舎町出身で、廃れゆく町にとってお金の持つ意味や力は大きいと考えるスウティーヴは、開発を受け入れるか否かの住民投票が迫る中、苛立っていく･････

環境か開発か。よく見るテーマで、初めからラストは見えてる映画。

「自然の大切や」よりも「利益のため徹底的に経済活動を行う人間の怖さ」を見せる脚本になってます。　いやー、すっかり騙されました。

監督ガス・ヴァン・サントで、脚本＆主演マット・デイモンは、1997年「グッド・ウィル・ハンティング  旅立ち」と同じ。

この作品でマットは親友ベン･アフレックと共にアカデミー脚本賞を受賞。以後は俳優活動が中心で脚本に関わる事はほとんどありませんでしたが、本作では環境活動家役のジョン・クラシンスキーともに脚本を務めてます。

（好きなところ）

●同僚女性のス―と、雑貨屋店主のロブ。

癖のあるキャラ。味がありました。

●レモネード売りの少女。

下でも取り上げましたが、全てを知り住民投票を前にしたスティーヴが最後の後押しを貰えたような、いい感じのシーン。