プライドと偏見 C

(Pride & Prejudice) 2005

監督 ジョー・ライト  
キャスト キーラ・ナイトレイ エリザベス(リジー)(次女)
  マシュー・マクファデン ダーシー
  ロザムンド・パイク ジェーン(長女)
  サイモン・ウッズ ビングリー
  ドナルド・サザーランド ベネット氏(父)
  ブレンダ・ブレッシン ベネット夫人(母)
  ケリー・ライリー キャロライン(ビングリーの妹)
  タルラ・ライリー メアリー(三女)
  ジェナ・マローン リディア(四女)
  キャリー・マリガン キティ(五女)
  ルパート・フレンド ウィッカム(軍人)
  トム・ホランダー コリンズ(牧師)
  クローディ・ブレイクリー シャーロット
  ジュディ・デンチ キャサリン夫人

ジェーン・オースティンの1813年の

小説 「Pride & Prejudice」(高慢と

偏見)が原作です。オースティンの作品の中でも特に有名で、傑作、名作と言われる恋愛小説です。今までに何度も映像化されています。最近では1995年のイギリスBBCのドラマが結構人気だったようです。確かに映画よりは連続ドラマの方が向いている作品だと思います。

 

18世紀イギリスの片田舎を舞台に、

中流~上流階級の女性たちの恋愛・結婚事情を、五人姉妹の恋愛を軸に置いて描いたお話です。

当時、女性には自立するすべがなく「良い結婚相手を見つける」のが非常に重要で切実な問題だったんだなーというのがよくわかります。

オースティン自身がまさに物語の時代・舞台の真っ只中で生きた女性なので、当時の雰囲気や様相がよく描かれてるんだと思います。

 

メインの恋愛模様は、とても乙女チックな視点で描かれていて少女マンガのよう。完全に女性向けの映画と言っていいでしょう。

主演2人はもちろん、その他のキャストの演技もみな素晴らしく、非常に

クオリティの高い作品であることはよくわかるのですが、このジャンルは

苦手ですね、やっぱり。

 

監督を含め、ほとんどのキャストがイギリス人です。

 

コリンズ役のトム・ホランダーが岡村隆史に似てた。

背もちっちゃく、コミカルな演技もぽかった。

パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでもキーラ・ナイトレイと共演してます。

 

(見どころ)

綺麗にまとまった恋話。

 

(好きなところ)

●田舎の風景のロケーションがきれい。

●キーラ・ナイトレイの勝気でちょっと小生意気な感じもする笑顔。

●文学的で劇風な台詞。 淀みなく話されるテンポが小気味良かった。

 

★★★PICK UP LINES★★★

告白

 

ダーシー

Miss Elizabeth.

I have struggled in vain and can bear it no longer.

These past months have been a torment.

I came to Rosings only to see you.

I have fought against judgment, my family's expectation,

the inferiority of your birth, my rank.

I will put them aside and ask you to end my agony.

 

(ミス エリザベス。随分苦しみましたがもう耐えられません。

苦しい数ヶ月でした。ローシングスへ来たのはあなたに会うためです。

家族の期待やあなたの家柄や私の身分と葛藤しましたが、

それらを脇に置き、この苦しみにも終止符を。)

 

エリザベス

I don't understand.(なんのことですか。)

 

ダーシー

I love you.(愛しています。)