ファイナル・スコア A

(FINAL SCORE)2018

監督 スコット・マン  
キャスト デイヴ・バウティスタ マイケル・ノックス
  レイ・スティーヴンソン アルカディ(テロ首謀者)
  ララ・ピーク ダニー・ホロウェイ
  アミット・シャー ファイザル(スタジアム警備員)
  ピアーズ・ブロスナン ディミトリ・ベラフ(アルカディの兄)
  アレクサンドラ・ディヌ タチアナ(女のテロリスト)
  マーティン・フォード ヴラド(巨漢マッチョのテロリスト)
  クレイグ・コンウェイ ヴィクトル(システム担当のテロリスト)
  ラルフ・ブラウン スティード(スタジアム外の警察指揮官)
  ジュリアン・チョン チョウ捜査官
  ビル・フェローズ トンプソン(スタジアム担当警視)
  ルーシー・ギャスケル ダニーの母
E.T.じゃないよ。 っていうか気づけよ観客
E.T.じゃないよ。 っていうか気づけよ観客

「ロシアの反乱分子」がイギリスの「サッカー・スタジアムを乗っ取り、爆弾を仕掛ける。」

3万5千人の観客が人質に!

 

そこに「偶然居合わせたのは元アメリカ特殊部隊兵」のマイケル!

 

なんだこのガチガチなド定番の設定は!?

 

「スキンヘッド、ヒゲ、タトゥー、あからさまに人相ワルい悪党たち!」

「主人公の身内少女が人質に!」

「スタジアムの外には無線で連絡を取り合う現地警察がサポート!」

「非白人系のコミック・リリーフ的バディ!」

「派手なアクション、最後には大爆発!」

 

なんだこの90年代感溢れまくりのアクション映画は!?

超大好物じゃん。

まだこんな作風のアクションも作られてるんですねー。

ハリウッドではなく、イギリス映画です。

 

スタジアム版の「ダイ・ハードという宣伝文句なだけあって類似点は多いです。

 

サッカー(じゃなくてフットボールか)の試合展開が、アクションの盛り上がりとリンクした感じで進んでいきます。

タイトルが「ファイナル・スコア」なので、最後はサッカーのゴールに掛けたようなアクションがあると面白かったかなと。

爆弾やテロリストを蹴りでどこかにぶち込むみたいな。

 

(主演デイヴ・バウティスタ)

リングネーム「バティスタ」で知られた元プロレスラー。

マーベルの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズなどメジャー作品への出演もあり、俳優としてのキャリアを着実に積んでおります。

目指すは、同じくプロレス出身俳優のドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)でしょうか。

 

(キー・パーソン、ディミトリを演じたピアーズ・ブロスナン)

せっかくブロスナンを起用したのなら、少しでもアクション的な活躍シーンが欲しかったですねー。

 

(見どころ)はもちろんアクション

●序盤のキッチンでの格闘アクション

「直火焼き」「素揚げ」という男の料理で仕上げてます。

「素揚げ」された、あの全身タトゥーで超ムキムキマッチョのテロリストが中ボスかなと思いましたが序盤であっさり消えましたね。

演じたマーティン・フォードは、ボディ・ビルダーやフィットネス・インストラクターをしている人で、俳優業もボチボチしているようです。

今後も似たような役での需要はあるでしょう。

 

●中盤のバイク・アクション

スタジアム内の通路爆走 → 屋根 → 大ジャンプ!

こういう「ありえねーっ!」て感じのアクションいいですね。

 

●セットではなく実際のスタジアムを使っての撮影

撮影に使われたのはロンドンにあるブリーン・グラウンド(通称:アップトン・パーク。ウェストハム・ユナイテッドFCのホーム・スタジアム)。

実はこのスタジアム、取り壊しが決まっていたため、かなり自由に使えたそうで、爆破シーンも実際に爆破してます。

アクション映画の撮影現場としてはうってつけ。

 

好きなところ)

●コミック・リリーフのファイザル

最後の「アラーは偉大なり(アッラーフ・アクバル)」は笑えました。

 

★★★PICK UP LINES★★★

ダイ・ハードのマクレーン風のボヤキ

 

マイケル・ノックス

You can keep your warm goddamn beer and your cold fucking weather and your dead goddamn Russians.

 

(イギリスと言えば、)生ぬるいビールに、クソ寒い天気、そしてクソったれなロシア人の死体ってかあ。