ヒッチコック B

(Hitchcock)2012

監督 サーシャ・ガヴァシ  
キャスト アンソニー・ホプキンス  アルフレッド・ ヒッチコック
  ヘレン・ミレン アルマ・レヴィル(妻)
  ダニー・ヒューストン ウィット(脚本家)
  スカーレット・ヨハンソン ジャネット・リー(マリオン役)
  ジェシカ・ビール ヴェラ・マイルズ
  ジェームズ・ダーシー アンソニー・パーソンス(ノーマン役)
  マイケル・スタールバーグ ルー・ワッサーマン(エージェント)
  トニ・コレット ペギー
  カートウッド・スミス

英倫の責任者

  マイケル・ウィンコット エド・ゲイン 
  リチャード・ポートナウ バーニー(パラマウント社長)
  ラルフ・マッチオ ジョセフ・ステファノ(脚本家)

 

サスペンスの神と言われた名監督アルフレッド・ヒッチコックが妻アルマとともに代表作の1つ1960年「サイコ」を撮りあげるまでを描いたドラマです。

 

この話がどれだけ事実に近いのかはわかりませんが、映画好きとしてはその舞台裏を見るのは興味深いし、名監督が人生を賭けて熱意と信念を持って映画製作に挑もうとする姿はステキです。

映画製作と共に夫婦感動物語を描いていますが、そこまで重くなく、ユーモアも多く、

気軽に観られる感じ。

 

名映画監督ヒッチコックをネタにして映画にしちゃおうというのはなかなかのチャレンジだと思いますが、軽めのタッチで人物描写も浅く名匠を描くにしては物足りなさを感じる。

 

ヒッチコックも妻アルマもイギリス人。

演じたアンソニー・ホプキンスも、ヘレン・ミレンもイギリス人です。

似せようとしてるんですがホプキンスのメイクは微妙だったな。

表情がが出しにくそうだった。

 

「サイコ」について詳しくはこちらで

 

(好きなところ)

●ジャネット・リーを演じたスカーレット・ヨハンソン

 セクシーで演技も良かった。

 

★★★PICK UP LINES★★★


(シーン①)「サイコ」原作を妻に読ませるヒッチ


ヒッチコック

I just want you to read this little bit here.

It takes place in the motel bathroom.

(ここだけでいいから、ちょっと君に読んでほしいんだ。場所はモーテルのバスルーム。)



アルマ

"Mary started to scream. And then the curtains parted farther and a hand appeared, holding a butcher's knife. It was the knife that, a moment later, cut off her scream and her head."

「メアリーは悲鳴を上げた。カーテンはさらに開かれ包丁を持った手が現れた。その包丁は次の瞬間、彼女の叫び声を断ち切った。彼女の首も。」


Charming.  Doris Day should do it as a musical.

That is nothing but low-budget, horror movie claptrap.

(素敵だこと。ドリス・デイでミュージカルにでもしたら。

低予算でくだらないホラー映画にしかならないわよ。)


ヒッチコック

But waht if someone really good made a horror picture?

(でももしそれを一流の監督が手掛けたらどうなるかな。)


※ドリス・デイはアメリカで当時人気の歌手・女優。

 ヒッチコック監督作1953年「知りすぎていた男」で主演。その主題歌

 「ケ セラ セラ」が大ヒットしました。いい曲です。



(シーン②)途中で殺されちゃう主演女優


ヒッチコック

Just think of the shock value.

Killing off your leading lady halfway through. 

I mean, you are intrigued, are you not, my dear?

Come on, admit it.  Admit it.

(とにかくショッキングになるぞ。主演女優が中盤で殺されるんだ。

どうだい?そそられるだろ?そうなんだろ?)


アルマ
Actually, I think it's a huge mistake.

You shouldn't wait till halfway through. Kill her off after 30 minutes.

(大きな問題ね。 中盤まで待つことない。最初の30分で殺すの。)


ヒッチコック

Well.(なるほど。)