パーム・スプリングス 

(Palm Springs)2020

監督  
マックス・バーバコウ  
キャスト  
アンディ・サムバーグ(兼 製作) ナイルズ 
クリスティン・ミリオティ サラ
J・K・シモンズ ロイ
メレディス・ハグナー ミスティ(ナイルズの彼女) 
カミラ・メンデス タラ(新婦  サラの妹)
タイラー・ホークリン エイブ(新郎)
ピーター・ギャラガー ハワード(サラの父)
ジャクリーン・オブラドース ピア(サラの継母)
ジェナ・フリードマン デイジー(結婚式バーテン)
デイル・ディッキー ダーラ(バーの客のおばちゃん)
ブライアン・ダッフィー スパッズ(バーの客 ライフル・ガイ)
クリス・パン トレヴァー(変なスーツの司会 )
トンガイ・キリサ ジェリー(ナイルズ友人)
ジューン・スキッブ お婆ちゃん

ロサンゼルスの東、約180キロ。

砂漠の中のリゾート地、パーム・スプリングス

結婚式に参列するためやって来たナイルズそして新婦の姉のサラ

寝ても死んでも気づいたらその日の朝。

永遠にタイムループを繰り返し、何をしてもリセットされる無意味な今日に閉じ込められた2人の笑えて、考えさせられて、じんわりとも来るラブコメ・ヒューマンドラマ!

 

死んだらリセット・タイム・ループは2014年「オール・ユー・ニード・イズ・キル」とまったく一緒の設定。

閉じ込められた1日を繰り返す中で、登場人物たちの関係性が少しづつ深まっていく流れも同じ感じです。

 

タイムループ設定をラブコメと組み合わせが上手くハマった感じ。

 

(見どころ)

●おバカなノリ

前半は、節操なしの主人公たちのお下品なネタで押してくる感じ。

(2009年「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」を思わせるような悪ふざけノリ。)

死んでも、何してもリセットされるので、何でも無茶ができちゃう。

見てて笑えるものの、共感はできない。でも後半には・・・

 

●ヒューマンドラマ

おバカだけじゃなくて、人間の孤独や存在意義について考えさせらるようなヒューマン・ドラマに昇華させているところが見事。

 

毎日リセットされるって事は、誰とも新たな関係性を築けないという事。

それは密室に閉じ込められているようなもの。

そんな孤独な世界にたった2人。(正確にはもう一人オジサンいたけど)

必然的に自分や相手を見つめ直すこととなり、互いの関係性や心の変化が生まれ、考えや行動にも共感が持てるようになります。

じんわ~りときますね~。

 

★★★PICK UP LINES★★★

毎日今日

 

ナイルズ

This is today. Today is yesterday.  And tomorrow is also today.

It's one of those.... infinite time loop situations you might have heard about.

(今日は今日で、昨日でもあり、で明日もまた今日なんだ。

よく聞くだろ。ずっとタイムループしちゃうーってやつ。)

 

サラ

That I might have heard about?(よく聞くやつ?)

 

ナイルズ

Yeah.(ああ。)

 

サラ

How do I stop it?

I don't want tomorrow to be today.

I want tomorrow to be tomorrow.

(どうやって止めるの?明日が今日なんてイヤ。明日は明日がいい。)

 

ナイルズ

Right. That's natural.

Un, unfortunately, that's never going to happen.

Tomorrow will always and forever now be today.

(そりゃ、そうだよね。でも残念ながらそりゃ無理だ。

明日はいつでも、ずーっと今日なのさ。)