ダーク・ファンタジーというふれ込みでしたが、ファンタジー作ではなく

悲劇ドラマでした。スペイン内乱の

最中、悲運な運命を辿る少女を描いた悲劇ドラマ。ファンタジー部分は悲劇を描くための一つの手段として使われてます。

質の高い作品ですが、とことん悲劇で、画的にも残酷でキツめなところがあるので（日本ではPG-12）観た後はすこし悲しい気持ちになるかも･･･

 

メキシコ、スペイン、アメリカの合作映画で、全編スペイン語となっています。メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督が脚本も手掛けています。

 

（見どころ）

●薄幸のピュア少女の悲劇物語

 

（好きなところ）

●パン　

恐ろしげだけどユニークさも感じさせるデザイン、特徴的な指や体の動きがいいです。顔が「ソウ」の仮面にちょっと似てる。

アカデミーメイクアップ賞を受賞しました。デル・トロ監督は元々特殊メイクで映画界に入った人なので。

演じたダグ・ジョーンズは同じくデル・トロ監督の2004年「ヘルボーイ」でも特殊メイクのキャラ（半漁人エイブ）を演じてます。