魔界より召喚されし悪魔の子、

ヘルボーイ

全身真っ赤な巨躯でイカツイ強面だが、人間に育てられ、人間の心を持ったヘルボーイは襲い来る邪悪な魔物たちと戦う！

 

（アメコミ原作）

ダークホースコミックスのダークヒーローアクション作「ヘルボーイ」の映画化作。

原作者のマイク･ミニョーラもキャラデザインなど全面協力しています。

 

 

ダークホースコッミクスはＤＣやマーベルに次ぐ米のコミック出版社。

「ヘルボーイ」「300」「シン･シティ」などのオリジナル作品の他、エイリアン、プレデター、スター･ウォーズなど、ライセンスを得た映画作品のコミカライズを幅広くやってます。

 

ヒーローに「悪魔」というオカルト･テイストを取り入れてるのが特徴ですが、暗くてシリアスという事はなくコミカルで派手なアクションもあります。ただ、監督＆脚本のギレルモらしい、ややグロめのクリーチャーがわらわら出てきます。

　  

（キャラ映画）

個性的で魅力的なキャラで成っている映画です。

 

～超常現象調査防衛局～

●ヘルボーイ

「いかつい外見や粗野な態度に似合わず、恋に悩むようなナイーヴな人間の心を持った悪魔」という設定。

ゴリラみたいでビジュアルがカッコイイキャラではありません。

特にあの後頭部のちょんマゲは、どうにもカッコ悪く見えてしまう。

 

「悪魔にマゲ」って日本人的感覚だとどうにも違和感。

体がデカくてスピード感のあるアクションはないですが、あのデカイリボルバー銃は良く似合ってます。

せっかく特徴的な右腕を持ってるので、それを活かした派手な必殺技でもあればよかったかも。

見かけの割にはインパクトに欠けるキャラでした。

角が伸びきった姿は禍々カッコイイ。

 

まさかロン・パールマンが映画の主演をするなんて思ってなかったですが、外見は見事すぎるくらいハマってました。

 

●エイブ・サピエン

ひょうひょうとした半魚人。

泳ぎが達者という以外にも人やモンスターの思考を読み取ったり感じたりする能力が便利。

ギレルモ監督で半魚人と言えば2017年「シェイプ･オブ･ウォーター」。

本作のエイブで着想を得た？

演じるのは両作ともダグ･ジョーンズ。

 

●リズ・シャーマン

メンヘラ発火女子。演じたセルマ･ブレア、かわいい。

 

～ヴィラン～

●クロエネン

超カッコイイ！！　断然好きなキャラです。

マスクマンの悪役によわいんですよね～。

シャアとかダースベイダーとか最高だもんなー。

 

ボスのラスプーチン含め、クロエネン以外のヴィランには魅力がなくキャラが生きてなかったです。

 

悪魔クリーチャーのサマエルやクロエネンの中身など、ギレルモ監督らしいダークさやグロさが出てました。

次作「ゴールデンアーミー」ではその辺りのギレルモ色がより強く押し出されてます。

 

（好きなところ）

●クロエネン　

マスクもスタイルもソード･トンファー･アクションも超かっこいい！

クルクルクルクル、シャキンッ！！ていうポージングがいいです。

 

●ラストのヘルボーイとリズの炎の抱擁。

文字通り燃えるような恋ですね。