パトリオット・デイ  S

(PATRIOTS DAY)2016

監督 ピーター・バーグ  
キャスト マーク・ウォルバーグ トミー・サンダース(ボストン警察刑事課) 
  ミシェル・モナハン キャロル(トミーの妻)
  ジョン・グッドマン エド・デイヴィス(ボストン市警 警視総監)
  ジェームズ・コルビー ビリー・エヴァンス(ボストン市 本部長)
  ケヴィン・ベーコン リック・デローリエ(FBI)
  セモ・メリキッゼ タメルラン・ツァルナエフ(犯人 兄)
  アレックス・ウルフ ジョハル・ツァルナエフ(犯人 弟)
  メリッサ・ベノイスト キャサリン(タメルランの妻)
  J・K・シモンズ ジェフ・ピュジリーズ(ウォータータウン警察)
  ジェイク・ピッキング ショーン(MITで殺された若い警官)
  ラナ・コンドー

リー(MIT女学生)

  ジミー・O・ヤン ダン・マン(ベンツに乗る中国人)
  キャラ・オコンネル キャラ
  レイチェル・ブロズナハン ジェシカ・ケンスキー(足を失った観客)
  クリストファー・オシェイ パトリック・ダウンズ(ジェシカの夫)
  マイケル・ビーチ マサチューセッツ州知
  ヴィンセント・カラトーラ ボストン市長
  カンディ・アレキサンダー 尋問官の女

2013年4月15日(月)に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件を描いた作品。

 

事件後、犯人逮捕に至るまでを実話に基づいて描いてます。

 

登場人物も実在の人たち。

 

もちろん諸々脚色はしてるんでしょうが、実話ベースでありながら、逮捕までの6日間はスリリングでドラマチック。

 

パトリオット・デイ(愛国者の日)は、アメリカの一部の州の祝日。

4月の第3月曜日。ボストンマラソンの開催日になってます。

1775年4月19日アメリカ独立戦争の口火を切ったレキシントン・コンコードの戦いを記念した日。

ボストンマラソンは1897年から100年以上続く歴史のあるマラソン大会。

 

ピーター・バーグ監督とマーク・ウォルバーグ主演のコンビで実話ベースの作品は本作で3作目。

2013年「ローン・サバイバー

2016年「バーニング・オーシャン

どの作品も臨場感があり、スリリングでテンポが良いです。

 

2018年には同コンビでアクション・スリラー作「マイル22」が公開されてますが、こちらは実話ベースではありません。

 

(見どころ)

●絶対に許してはいけない非人道的なテロ行為。

主人公たち警官だけではなく、マラソン大会の参加者など、事件に巻き込まれ被害に遭った人達の姿も描かれています。

人混みの中、いきなり爆発、8歳の男の子を含む3人が死亡。

その他大勢が負傷。足を失った方も。カオス。地獄絵図。

どんな不満や意見や主張があっても、こんな事は絶対しちゃダメ。

不幸や憎悪以外何も生まない。

 

●正義の暴走も怖い。

警察無線から「容疑者の妻を見つけ次第拘束せよ。権利の通告は不要。」

と流れてくるシーンや、「あなたに権利はない。」と言い放つ謎の尋問官による取り調べシーンなど、行き過ぎて制御を失っていく正義も怖いです。

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)2013年4月18日  オバマ大統領の追悼演説

 

ボストンは美しい天気でした。

ところが一瞬にして全てが破壊された。

我々は月曜の出来事を許さない。絶対に。

だから我々は祈り悲しむ。

同時に我々はここで、この街はくじけないと誓うのです。

この国は決して光を失わないと。 それがアメリカのスピリットです。

 

 

 

(シーン②)テロも怖いが・・・・

 

警察無線

「容疑者の妻キャサリンを発見したら、その場で逮捕せよ。

権利通告は不要。」

 

トミー

「権利通告なし? 前例がない。」

 

ビリー

「確かに。」

 

トミー

「誰の命令で?」 

 

ビリー

「さあ、司法長官か、CIAか。大統領?俺にもわからんよ。」