ハイ・クライムズ B
(HIGH CRIMES)2002
監督 | カール・フランクリン | |
キャスト | アシュレイ・ジャッド | クレア・キュービック |
モーガン・フリーマン | チャーリー・グライムス | |
ジェームズ・カヴィーゼル | トム・キュービック(ロン・チャップマン) | |
アダム・スコット | エンブリー中尉(軍の弁護士) | |
アマンダ・ピート | ジャッキー(クレアの妹) | |
マイケル・ガストン | ウォルドロン少佐(軍の検察官) | |
ジュード・チコレッラ | ファレル大佐(軍法廷での裁判官) | |
ジャン・カルロス・エルナンデス | ヘルナンデス少佐 | |
ブルース・デイヴィソン | ビル・マークス准将 | |
トム・バウアー | マリンズ(FBI) | |
エミリオ・リヴェラ | エルサルバドルの村の生き残り | |
マイケル・シャノン | アボット(飲まされた証言予定者) |
やり手の女性弁護士クレア。
仕事は順調、愛する夫トムとも幸せな日々を過ごす。
ところがある日突然トムがFBIに逮捕される。
トムという名前は実は偽名で、かつて軍人だった夫。逮捕容疑は作戦中に民間人9名を殺害した容疑!
困惑するクレアだが、夫の無実を証明するため、自身が弁護を買ってでる。
事件に隠された軍の陰謀、そして通常の裁判とは大きく異なる軍事法廷の行方は!?
軍という閉鎖的な組織の中で行われる軍事法廷に、民間の弁護士が挑むサスペンス映画。ただ法廷シーンは少なく、法廷劇ではなく普通のスリラー・サスペンスな感じです。
原作はアダム・フィンダーの同名小説。(邦題は「バーニング・ツリー」)
映画でのキャラの描き方が、いかにも原作小説あります的で鼻についた。(モーガン・フリーマン演じるチャーリーの禁酒キャラとか)
そういう余計な設定まで盛り込もうとすると、肝心なサスペンスの緊張感が弱くなる。サスペンスに焦点を絞った洗練された映画脚本に出来たらもっとよかったかな。
敢えてなのか、音楽も緊張感を削ぐような感じだった。
アシュレイ・ジャッド&モーガン・フリーマン主演のサスペンスでは
1997年「コレクター」の方がおススメです。
(見どころ)
●最後のどんでん返し。
★★★PICK UP LINES★★★
軍事法廷
Military justice is to justice as military music is to music, Mrs. Kubik. Wake up. Smell the napalm.
軍の裁判ってのは一般のそれとはまったく違って特殊なんですよ、
キュービックさん。現実を理解しないと。
※smell the napalm は、1979年「地獄の黙示録」からの引用。
軍や戦場が異常で特殊な場であることを表現したとても有名な台詞で、いろんなところでよく使われてます。