ニキータ 

(NIKITA)1990

監督 リュック・ベッソン  
キャスト アンヌ・パリロー ニキータ
  チェッキー・カリョ ボブ
  ジャン・ユーグ・アングラード マルコ
  ジャンヌ・モロー  メイクのおばあちゃん
  ジャン・レノ ヴィクトル(掃除人)

 

警官殺しで逮捕されたジャンキーで野生児のように凶暴な女ニキータに、政府の秘密エージェントボブが、死刑執行の代わりに政府のため暗殺者として働くことを迫る。

数年後、訓練を受け暗殺者となったニキータは街で出会った男マルコと恋に落ち、マルコとの甘く幸せな生活と、政府からの暗殺任務との間で苦悩する。

 

前作1988年「グラン・ブルー」とともにリュック・ベッソンの初期監督作としてカルト的な人気のある仏映画。

 

「少女×殺し屋」のプロットは1994年「レオン」へと繋がっていきます。

 

非常な暗殺任務、バイオレンスな銃撃シーン、ニキータとマルコの恋、ボブとの関係。ベッソン監督のアクション作らしく、細かいことにはあまり気にせず、描きたいことを描いていく感じでお話が進んでいきます。

 

ニキータと二人の男。

余韻を持たせた気になる最後。この辺が好きな方も多いようです。

マルコが破り捨てたという、ニキータからボブへの手紙ですが、

察するにボブへのラブレターのような内容だったのでしょう。

 

 

警察署での取り調べで名前を聞かれ「ニキータ」と答えて、警官にふざけるなと言われてますが、ニキータが男性の名前だからです。

 

お化粧して綺麗にはなるものの、もっと若くてカワイイ女優さんを使えばいいのにと思いましたが、主演のアンヌ・パリロー(当時31才)はベッソンン監督とは夫婦だったんですね。(1991年に離婚)

 

1993年にはハリウッド版のリメイク作「アサシン 暗・殺・者」が作られました。その後もカナダやアメリカでTVドラマ化されているようです。

 

(好きなところ)

●バイオレンスで乾いた銃撃戦。

アンバランスでニキータには不似合いな威力抜群の大型拳銃(デザートイーグル)やライフル(ステアーAUG)の派手さ。

★★★PICK UP LINES★★★

 ボブに迫られるニキータ


ボブ

「私は政府の仕事をしている。君にもう一度だけチャンスを与よう。」


ニキータ

「何をするの?」


ボブ

「訓練だ。読み書き、歩き方、話術、格闘技を教える。全て身につけろ。」


ニキータ

「なぜ?」


ボブ

「国のためだ。」


ニキータ

「断ったら?」


ボブ

「墓場行きだ。」