ドニー・ダーコ B

(Donnie Darko)2001

監督 リチャード・ケリー  
キャスト  ジェイク・ギレンホール ドニー・ダーコ
  ジェナ・マローン グレッチェン・ロス
  メアリー・マクドネル ローズ・ダーコ(ドニーの母)
  オームズ・オズボーン ドニーの父
  マギー・ギレンホール  エリザベス(ドニーの姉)
  デイヴィー・チェイス サマンサ(ドニーの妹)
  キャサリン・ロス サーマン(カウンセラー)
  ベス・グラント キティ・ファーマー先生
  ドリュー・バリモア 英語の先生
  ノア・ワイリー 物理の先生
  パトリック・スウェイジ ジム・カニンガム(自己啓発セラピスト
  ジェームズ・デュバル フランク

謎のウサギに告げられた世界が終わるまでの時間28日6時間42分12秒。青年ドニーが過ごしたこの時間は一体なんだったのか?

「世にも奇妙な物語」的なお話。

 

2001年のサンダンス映画祭でその複雑かつ難解なストーリーが話題になった作品。なんとなく意味深な、なんとなく示唆的な、そんな所が多々ある

独特の雰囲気を持った映画。

一度観ただけではイマイチわからない、でも何度観てもやっぱりわからないかも。

 

ドニーが過ごした28日6時間42分12秒についてはいろんな解釈ができて、正解は特にないんだと思います。

「ジェットエンジンに潰されるまでの一瞬に彼が妄想した未来なのか?」

「タイムワープして、彼がもし生きていたらという、別の未来なのか?」等々、観客にあれこれ考えさせちゃう事を意図した作品なのかなー。

 

何にせよ、ドニーは最後に家族や恋人のため自ら死を選択し受け入れます。

そういった意味では、本作は悲劇なんだと思います。

 

ウサギは「不思議の国のアリス」を連想させますが、その他にも「死霊のはらわた」、ポップ・ミュージック、台詞など様々な引用があって、それぞれに意味があるのかもしれません。全てに「深い意味がある」と勘ぐるのは、観る側の考えすぎじゃないかとも思いますが。 

 

教師役で出演しているドリュー・バリモアは、脚本を気に入ったようで製作総指揮も務めています。

 

(見どころ)

●不思議な脚本

 脚本を書いたリチャード・ケリー本人が監督も務め、彼の初監督作と

 なりました。

 本作は一部でカルト的な人気があるそうですが、それはイコール

 あんまり一般受けしないという事でもあります。

 

●主演(ドニー役)のジェイク・ギレンホール

 不思議な青年を好演してました。ウサギと対峙している時のダークな表情

 が良かったです。

★★★PICK UP LINES★★★

ウサギちゃんの予言?示唆?

 

28days・・・6hours・・・42minutes・・・12seconds・・・

That is when tha world will end.

 

あと28日と、6時間と、42分と、12秒。

それが世界が終るまでの時間だ。

    シリーズ作品  
2001年 ドニー・ダーコ
2009年 ドニー・ダーコ2