T2 トレインスポッティング B
(T2 TRAINSPOTTING)2017
監督 | |
ダニー・ボイル | |
キャスト | |
ユアン・マクレガー | マーク・レントン |
ジョニー・リー・ミラー | サイモン(シック・ボーイ) |
ユエン・ブレムナー | スパッド(ダニエル) |
アンジェラ・ネディヤルコーヴァ | ベロニカ |
ロバート・カーライル | フランク(ベグビー) |
ケリー・マクドナルド | ダイアン(弁護士) |
スコット・グリーナン | フランクの息子 |
ポーリーン・ターナー | フランクの妻 |
ジェームズ・コスモ | マークの父 |
シャーリー・ヘンダーソン | ゲイル(スパッドの妻) |
CHOSE LIFE?
ヤクを売りさばいて得た大金を持ち逃げして街を出たマークが20年ぶりにスコットランドへ戻ってきた!
マークと街に残った3人が歩んできた20年後の人生の状況は?
そして再び出会った彼らのこれからの人生の選択は!?
20年の時を経て、ヤク中青春ライフムービーの続編が作られました!
キャストもみんな続投。
すっかりオジサンになった演者がすっかりオジサンになったキャラを演じてくれてます。
(20年後のLIFE)
街に残った仲間達は相も変わらずこじらせ人生真っ只中!
一見、真人間になって戻ってきたかのようなマークでしたが、中身は他の連中と変わらず、再びこじらせライフへ足をずぶずぶに突っ込んでいきます。
(1作目と合わせて1つ)
前作のその後を描いた続編作品ですが、続きというよりか、前作と合わせて1つの作品として完成したかのような読後感。
続編より連作と言った方がしっくりくるかも。
舞台は前作同様スコットランド、エディンバラ。
同じ場所や同じ風景、さらに前作の映像もたくさん出てきます。
登場人物のキャラや人間関係も踏襲しているので、前作の内容がうる覚えだと楽しめない要素が多いです。
2作品連続で観るのがおススメ。
スパッドが自分たちの人生を小説として書き上げて終わるという物語の締め方が秀逸。
「前作となんか繋がったな」という感覚と、しょーもないヤク中たちのメチャクチャな人生が、一大叙事詩に昇華したような痛快さや心地よさを感じさせるパーフェクトな終わり方でした。
みんな少しは前に進んだのかなー??
(見どころ)
●すっかり大人の大物俳優になったユアン・マクレガーが再び演じるマーク・レントン
前作で女子高生だったダイアン(ケリー・マクドナルド)が弁護士となっての再登場は嬉しかったな。
みんな歳をとったけど、ベグビー役のロバート・カーライルはだいぶ変わってた。だいぶ増量して、プーチンみたいに見えた。
(やっぱりメイドイン・スコットランド)
パブで置き引きをはたらくマークとサイモン。
イングランドとの確執を描いたシーンになります。
1690年ボイン川の戦い
マークは「カトリックのジェームズ2世と、プロテスタントのウィリアム3世が戦ってプロテスタント側が勝った。」と説明してました。
マークは「プロテスタント」と言ってましたが、ここでのプロテスタントとはイギリス国教会の事だと思います。
あのパブでは壁や客の服にユニオンジャックの旗が描かれ「イギリス万歳」的な歌を歌ってました。
あのパブのお客さんたちは、スコットランドの中でイングランド(連合王国)を支持している人たちの集まりで、マークたちからすれば売国奴みたいな奴らだから金を盗っても問題ないという理屈になります。
★★★PICK UP LINES★★★
CHOOSE LIFE
ベロニカ
"Choose life."
Simon says it sometimes. He says, "Choose life, Veronika."
(「人生を選べ」サイモンが言うのよ。「人生を選べ、ベロニカ」って。)
マーク
Hahahahahaha! "Choose life."
"Choose life" was a well-meaning slogan from a 1980s antidrug campaign.
And we used to add thing to it.
(ハハハハハッ、「人生を選べ」か。
「人生を選べ」は1980年代の麻薬撲滅キャンペーンの標語だよ。
よくパロって使ってたのさ。)
↓
まさしく1作目の、イギー・ポップの Lust For Life で始まるオープニングでのマークの台詞ですね。
Choose life. Choose a job. Choose a career. Choose a family, Choose a fucking big television, Choose washing machines, cars, compact disc players, and electrical tin openers.
シリーズ作 | ||
1996年 | トレインスポッティング | B |
2017年 | T2 トレインスポッティング | B |