チョコレート B

(MONSTER'S BALL)2001

監督 マーク・フォスター  
キャスト ビリー・ボブ・ソートン ハンク・グロトウスキ
  ハル・ベリー レティシア・マスグローヴ
  ヒース・レジャー ソニー(ハンクの息子)
  ピーター・ボイル バック(ハンクの父)
  ショーン・コムズ ローレンス(レティシアの夫・死刑囚)
  コロンジ・カルフーン タイレル(レティシアの太った息子)
 

モス・デフ

ライラス

白人の男と、黒人の女の交流・恋を描いた作品です。 「チョコレート」というタイトルもあって、あま~い恋のストーリーを想像されるかもしれませんが、決してそんなことは無く、死刑や人種差別という重たいテーマと向き合ったかなりシリアスなドラマです。  

 

 

ハル・ベリーが黒人で初のアカデミー主演女優賞受賞という快挙を果たしました。確かに演技は良かったと思いますが、それよりもやっぱりかなり大胆でロングな濡れ場シーンが一番印象に残ります。それも演技の一つですが。ベルリン国際映画祭でも銀熊賞(女優賞)を受賞しました。

この賞は2010年「キャタピラー」で大胆な濡れ場シーンを見せた寺島しのぶも受賞しました。

 

キー・アイテムだったチョコレートアイスクリーム。

「白と黒が混じって合わさったもの」の比喩だったのかなと勝手に思ったりしてます。 ただ「チョコレート」という邦題はしっくりこなかったです。

 

テーマが重たいだけに緊張感がゆるむことがなかったです。かなり悲劇的なエンディングを迎えるのではと、ハラハラしながら観てました。ハル・ベリー演じるレティシアが最後に見せた微笑は意味深でしたが、希望の持てそうな終わり方で良かったです。

 

(見どころ)

●主演2人の演技。

 ビリー・ボブ・ソートンは、いぶかしげな表情が似合う俳優さんですね。「バーバー」でも同じような表情してました。

 

●濡れ場シーンかな。

 あそこまでやる必要はなかったと思いますが。

 

★★★PICK UP LINES★★★

MONSTER'S BALL(怪物の舞踏会) 

 

 

英国では死刑執行前夜にパーティーを開く。

「モンスターズ・ボール」という。

死刑囚の事は考えるな。ただ仕事をすればいい。

 

*ball には「舞踏会、楽しいひと時」って意味があります。