戦場のピアニスト A
(THE PIANIST)2002
監督 | ロマン・ポランスキー | |
キャスト | エイドリアン・ブロディ | ウワディク・シュピルマン |
エミリア・フォックス | ドロタ | |
フランク・フィンレイ | 父 | |
エド・ストッパード | ヘンリク(弟) | |
ルース・プラット | ヤニナ | |
トーマス・クレッチマン | ドイツ人将校 |
第二次世界大戦中、ポーランドに住む
ユダヤ人ピアニストがナチス・ドイツの迫害の中で、戦争に翻弄される過酷な
運命を描いた作品です。ピアニストの話というよりは戦争の話がメインです。
アカデミー監督賞と主演男優賞をとりましたが、ポランスキー監督はアカデミー賞の授賞式には来ませんでした。
(ポランスキーはアメリカからの逃亡犯のため、アメリカへ行くと逮捕されちゃうようです。)
戦争映画の中でも、ナチス・ドイツと
ユダヤ人を題材にした作品は多いです。
「ライフ・イズ・ビューティフル」や、スピルバーグの「シンドラーのリスト」が良作かな。ちなみにスピルバーグもユダヤ人です。
劇中でショパンがよく演奏されてますが、ショパンはポーランド人です。
ドイツ人将校に弾いていたのはノクターン第20番嬰ハ短調です。
(見どころ)
戦争、迫害、差別の不条理や怖さ。
主人公のシュピルマンや、彼を助けたドイツ人将校は実在の人物で、
シュピルマンの体験談が原作になってます。また監督のロマン・ポランスキーもユダヤ系ポーランド人で実際に戦争中にゲットーに入れられるなど戦争を経験した人です。
原作者、監督ともに実際の戦争経験者なので話にも真実味があります。
(好きなところ)
エイドリアン・ブロディ
何となく気品がある顔つきと、でかい鼻がいいです。
「プレデターズ」ではイメージがガラッと変わったワイルドな戦士を演じてます。
★★★PICK UP LINES★★★
差別
ドロタ:「では公園へ。」
ウワディク:「無理だよ。命令でユダヤ人は公園へは入れない。」
ドロタ:「冗談でしょ?」
ウワディク「ベンチに座りたいけどそれも禁止されているんだ。」
ドロタ:「バカげているわ。」
確かにバカげている。