スリーデイズ A
(The Next Three Days)2010
監督 | ポール・ハギス | |
キャスト | ラッセル・クロウ | ジョン・ブレナン |
エリザベス・バンクス | ララ・ブレナン | |
タイ・シンプキンス | ルーク・ブレナン | |
オリヴィア・ワイルド | キャリーのママ | |
ブライアン・デネヒー | ジョンの父 | |
ヘレン・ケアリー | ジョンの母 | |
レニー・ジェームズ | ナブルシ(黒人警官) | |
アラン・スティール | ハリス (ナブルシの部下) | |
ジェイソン・ベギー | クイン(ララを逮捕した警官) | |
アイシャ・ハインズ | クインの相棒の黒人女性警官 | |
RZA | ムース(ヤクの売人) | |
ジェームズ・ランソン | ハーヴ(ムースの仲間) | |
ダニエル・スターン | 弁護士 | |
リーアム・ニーソン | デイモン・ペニントン(脱獄マスター) |
2008年の仏映画
「すべて彼女のために」
のリメイク作です。
無実の罪で収監された妻を救うため脱獄を画策する夫の話。
いよいよ脱獄が始まってからはスリリングでテンポもいいんですが、そこまでが長~い。
その長~い部分が本作の特徴で見せ所なんでしょうね。
地位も名誉も金も力もない、銃の扱いも知らない平平凡凡な男がリアルに
脱獄を計画しても、うまくいくわけない。計画は遅々として進まず散々な
目に会ってばかり、精神的にも追い込まれ額にシワよせまくりの毎日。
前半な可哀そうな男の物語ですね。
アクションノリの脱獄ではないリアルな脱獄計画を丁寧に描いてます。
アカデミー脚本賞を受賞した脚本家でもあるポール・ハギス監督。
本作でも脚本を担当してます。
ジョンが打った様々な策や、ララへの疑念を最後の最後まで引っ張るなど
脚本的な上手さを感じるところはありました。
ラストのボタン。見つかってもよかったかもね~。
ララ役のエリザベス・バンクスは囚人役という事もあり、メイク控えめで顔がかなり幼く見えました。それが本作のシリアスな雰囲気に合わなかったです。仏のオリジナル版は観てませんが、妻役をダイアン・クルーガーが演じてるので、もう少し大人っぽくセクシーな感じなのかな。
(見どころ)
●ラッセル・クロウの苦労の表情。ダジャレになった・・・
額にシワを寄せて、ホントきつそうな顔するのよね。
9割くらいしんどい顔してるよ。
●高速での車スリップ。迫力あったし、おもしろいカメラワークだった。
中盤まではプリウスが活躍してましたよ。
★★★PICK UP LINES★★★
脱獄マスターからの問いかけ
(英語字幕が無かったので日本語で)
デイモン
「まず何よりもやる度胸があるか自分に問え。親との縁を切れるか。看守を殺せるか。子供を置き去りにできるか。邪魔な老夫人を地面に押し倒せるか。逃げ切るためには冷酷にならねば。できないならやめろ。誰かが命を落とす。」