スノーピアサー 

(SNOWPIERCER)2013

監督 ポン・ジュノ  
キャスト クリス・エヴァンス カーティス
  ソン・ガンホ ナムグン・ミンス
  コ・アソン ヨナ(ミンスの娘)
  ジェイミー・ベル エドガー(カーティスの舎弟)
  ジョン・ハート ギリアム(最後尾車両の長老)
  ティルダ・スウィントン メイソン総理
  ユエン・ブレムナー アンドリュー(腕カチ割られた男)
  オクタヴィア・スペンサー ターニャ(黒人ママ)
  マークアンソニー・ジョン・リース ティミー(ターニャの息子)
  ヴラド・イヴァノフ ターミネーターみたいにしつこいオッサン
  アドナン・ハスコビッチ ↑の相方のオッサン
  ルーク・パスカリーノ グレイ(ギリアム付きの武闘派)
  アリソン・ピル 学校の先生
  クラーク・ミドルトン 最後尾車両の画家
  スティーブン・パーク フユ将軍
  トーマス・レマルキス タマゴ配達の殺し屋
  エマ・レヴィー クロード(ウィルフォードの秘書)
  エド・ハリス ウィルフォード


温暖化対策してたらやりすぎちゃって

逆に氷河期になって外には住めなくなっちゃった地球。生き残ったわずかな人類は永久に走り続ける列車スノーピアサーに。

先頭車両をトップに序列階層化された列車内で、虐げられてきた最後尾最下層の住人たちがクーデターを目指し先頭車両へと

突き進む! そこにある真実とは!

韓・米・仏の合作SFアクション。

原作は仏のコミック。

監督は韓国の雄ポン・ジュノ。

ポン・ジュノは脚本も担当してます。

 

 

とってもユニークな作品。

世界を「列車の中」という限れた空間に限定し、その中で繰り広げられる

バトル&ドラマ。1車両1シーンな感じで進んでいきます。

車両ごとに変わっていくシュールでシニカルな独特の不思議ワールドを楽しめるので、話の粗さはそんなに気にならない。

ハリウッド資本が強かったらもっとわかりやすいフツーな感じになってたのかな。

こういうオリジナリティに溢れた作品に出会えるとうれしいです。

 

韓国の映画力はスゲーな日本のはるか先をいく・・・・

 

強烈なキャラクター達が見どころ

(キャラ度ランキング)

・No1、ミンス 

演じたソン・ガンホの存在感ハンパなさすぎ。

特に登場シーンの表情は圧巻だったな。

娘ヨナ役を演じたコ・アンソとはポン・ジュノ監督作

2006年「グエムル-漢江の怪物-」と同じく親子役での出演。

二人揃うとまた存在感が増す。

 

・No2、メイソン総理 

やりきったキャラメイキング。強烈!

あの手の動きがラストに繋がっていくんですねー。

 

・No3、オッサンの追手 

ターミネターのごとし。

ヨナとの繋がりがよくわからなかったですが、(同性愛の?)相方を殺されて怒ってたようです。ヨナはその際に相手に触れられて、サイコメトリーのような能力で二人の関係がわかってしまったよう。

 

主演のクリス・エヴァンスも良かったですよ。アメコミヒーローのイメージが強いですが、影のある役を好演していたと思います。

 

★★★PICK UP LINES★★★

閉鎖空間で続可能なバランスをとるために必要な序列階層システム

 

メイソン

Eternal order is prescribed by the sacred engine.

All things flow from the sacred engine, all things in their place,

all passengers in their section, all water flowing, all heat rising, pays homage to the sacred engine, in its own particular preordained position. So it is.

 

聖なるエンジンによって永遠なる序列が定められるのです。

全てはエンジンから生まれ、全ての場所で、各セクションの全ての乗客に、流れる水や熱までもが聖なるエンジンに敬服しているのです。

各々が定められた持ち場でね。そういうものなのです。