SWALLOW スワロウ B
(Swallow)2020
監督 | |
カーロ・ミラベラ・デイヴィス | |
キャスト | |
ヘイリー・ベネット | ハンター |
オースティン・ストウェル | リッチー(ハンターの夫) |
エリザベス・マーヴェル | リッチーの母 |
デヴィッド・ラッシュ | リッチーの父 |
ライト・ナクリ | ルエイ(看護師 監視役) |
ザブリナ・ゲバラ | 精神科医 |
デニス・オヘア | アーウィン(ハンターの実父) |
リッチな豪邸だけど無機質な住居。
富豪だけど無機質な夫と義父母たち。
家族として、一人の人間として扱われていないことへのストレスが引き金となって、衝動が沸き上がる。 「飲み込みたい」
異食症になった女性と、その原因となった女性の過去に迫るドラマ。
ビー玉に画びょう、何でも飲み込んでしまう事の怖さや異常さを描いてますが、メインはそこではなく、そうなってしまった彼女の心や生い立ちに焦点を当てていくドラマ作品です。
swallow は鳥の「燕」の他に、「飲み込む」という意味があります。
文字通り口から何かを飲み込むという意味と、感情を(飲み込んで)ぐっと抑えて耐える、受け入れるという意味もあるので、その辺りも込みでのタイトルなのかなと思います。
日本語でも、口編に燕で「飲み込む」という意味の「嚥」という漢字。
これたまたま?
(異食症)
過食や拒食は聞きますが、異食症というのも実際にあるそう。
幼児が好奇心で、また妊婦さんが鉄分不足などから氷や土、毛髪などを食べてしまうことが多いそう。本作のように、精神的ストレスに起因して、なんでもかんでも食べてしまう事例はあんまりないようです。
(見どころ)
●悲しき女のお話
ハンターはセラピーの中で「両親に普通に愛されて育てられた」と言ってましたが、実家に電話するシーンから、家庭の中に彼女の居場所がなかった事は明らか。嫁いだ先でも居場所がなく、その出自からも自分の存在を肯定できない彼女のつらさや悲しさがひしひしと伝わってきます。
ハンター役のヘイリー・ベネットは薄幸な女性役のイメージが強い気がする。
(好きなところ)
●主演ヘイリー・ベネットが可愛い
本作では彼女のパートナーであるジョー・ライトとともに製作総指揮にも加わっています。
★★★PICK UP LINES★★★
異食症
ベネット
口に入れた時の感触が好きなの。
マットレスの中身、氷、冷たい金属なんか特に好きよ。