JM D

(JOHNNY MNEMONIC)1995

監督 ロバート・ロンゴ  
キャスト キアヌ・リーヴス ジョニー
  ディナ・メイヤー ジェーン
  アイス・T Jボーン(ロー・テクのリーダー)
  ヘンリー・ロリンズ スパイダー
  ドルフ・ラングレン カール神父
  北野 武 タカハシ(ヤクザのボス)
  デニス・アキヤマ シンジ(タカハシの部下)
  ウド・キア ラルフィ
  バルバラ・スコヴァ アンナ・コールマン(ファーマコム創業社長)

機密情報を脳に埋め込んだ記憶装置で運ぶ記憶屋ジョニー。

ある重要な情報を書き込まれたジョニーはその情報を回収しようとする大企業やヤクザに追われるハメに。

 

サイバーパンク系SF。

原作はSF作家ウィリアム・ギブスンの短編小説「Johnny Mnemonic」

(邦題:記憶屋ジョニー)

ギブスンはサイバーパンク系SFの代表的な作家で、自身の小説の中で「サイバースペース」(訳語:電脳空間)という言葉を作った人です。

 

原作者ギブスン自身が本作の脚本を務めていますが、かなり荒削りな展開。

アクションシーンも相当ちゃちい。

人間の脳に直接データを記録するならわかるんですが、装置に記録させるならば、なにも脳に埋め込まなくても。

USBメモリのある今観るとその辺がね。

ヴァーチャル空間での操作も、iPadでやればね。

 

映画の質は低めではありますが、アクション俳優として名を馳せるキアヌと

世界のタケシの共演作というメモリアル的な作品として価値があるかな。

 

キアヌが鏡に向かって空手の型のような動きをしているシーンが「マトリックス」っぽい。むしろ関根勤かな。キアヌは千葉真一の大ファンだそうですので、こういう動き好きなんですね。

 

(見どころ)

●タケシとキアヌの共演。

のちに映画監督として世界に認められることになるタケシ(当時47歳、おそらく事故前の撮影)のハリウッド俳優デビュー作。

両者とも、たいした役でも、たいした演技でもないんですが。

 

●セット。

ギブスンのサイバーパンクな世界観を表現しようとがんばってる感はすごい伝わってきた。

 

(好きなところ)

 ●イルカさん

 

★★★PICK UP LINES★★★

首を切ってジョニーの頭ごと回収しようとするシンジ

 

They want the data and everything it's ever been stored in.

There's less danger of information decay. And we don't have to worry about anyone going in with mnemonic sensors.

These days, you see, dead men can tell tales.

 

今回のデータだけじゃない。これまでの記憶全てを引き出す。

そうした方がデータが破損するリスクが少ないからな。

それに記憶センサーで探られる心配もない。

そう、近頃じゃ死人に口ありでね。