FBIのテロ対策捜査官ジェス（ｼﾞｭﾘｱ･ﾛﾊﾞｰﾂ）の娘が遺体で見つかった。ジェスの同僚で友人のレイ(ｷｳｪﾃﾙ･ｲｼﾞｮﾌｫｰ)は容疑者を見つけ出し、検事のクレア(ﾆｺｰﾙ･ｷｯﾄﾞﾏﾝ)の協力も得て追い詰めるが、容疑者がFBIにテロ関連の情報を提供する協力者だったため、上からの圧力で事件はうやむやにされ、失望したレイはFBIを去る････

それから13年。

その後も独自で執念の捜査を続けていたレイが今度こそ犯人を捕らえるため再びロスへ戻ってきた。

 

復讐をテーマにしたシリアスなサスペンス。

話が話だけに、終始重苦しさの漂う作品。

それに合った重厚なＢＧＭが良かったです。

 

「現在」と「13年前」の出来事が交互に描かれていきます。

メインキャスト3人の「現在」と「13年前」のビジュアルにあまり違いがないので、どっちの事なのか時系列を掴みづらいかもしれません。

 

アカデミー外国語映画賞を受賞した2009年のアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のリメイク作になります。舞台がアルゼンチンからアメリカに変った事で、脚本･設定も変えてますが、そのせいで強引で無理のある所が多いような。

 

ラストは賛否が別れるでしょうねー。

「隠しちゃダメでしょ」とか「銃声2発ほしかった」とか････等々ご意見ありそう。　とにかくスッキリしない事は確か。

最後にジェス(ｼﾞｭﾘｱ･ﾛﾊﾞｰﾂ)が少し微笑んだのはしっくりこないなー。

 

（見どころ）

●ハリウッドを代表するベテラン美人女優の初共演！

ジュリア･ロバーツとニコール･キッドマンは共に1967年生まれの同い年。

（当時47歳。）

 

ニコール･キッドマンがイメージ通りの知的美人を演じてるのとは対照的に、ジュリア･ロバーツは武器である明るさやかわいい笑顔を捨てて老け顔メイクで現場の捜査官を熱演。そしてあのダークなラスト。

ジュリア･ロバーツにこの役をキャスティングさせた事が本作の一番のミソかなと思います。