ザスーラ 

(ZATHURA  A SPACE ADVENTURE2005

監督 ジョン・ファブロー  
キャスト ジョナ・ボボ ダニー 
  ジョシュ・ハッチャーソン ウォルター(お兄ちゃん)
  ダックス・シェパード 宇宙飛行士
  クリステン・シュチュワート リサ(お姉ちゃん)
  ティム・ロビンス パパ
  フランク・オズ ロボットの声

いつも喧嘩ばかりの兄弟ウォルターとダニー

地下室で見つけた古いボードゲーム「ザスーラ

ネジを巻き、ボタンを押して出た目の数だけコマを進めてゲームを始めたら・・・

そこは宇宙だった!

 

 

アメリカの児童文学作家クリス・ヴァン・オールズバーグの同名絵本が原作。

同じくオールズバーグの絵本で映画化されたジュマンジ」の宇宙版ですが、「ジュマンジ」の続編ではなく、一応別のお話という事になってます。

 

「ジュマンジ」と同じく、ゲームの不思議世界に入り込んだ子供たちのSFアドベンチャー作

「ジュマンジ」では主に「父親と息子」のドラマが描かれてましたが、本作では「兄と弟」の物語になってます。

 

(宇宙だけど密室劇)

家ごと宇宙に移動してゲーム(物語)が進んでいきますが、イベントはほぼ家の中で起こります。

原作通りではありますが、せっかく宇宙が舞台のSFアドベンチャーなのに、家の中でのイベントばかりでは画も脚本もスケールが小さくなってしまいます。

ゲームのコマが進んでいくように、家ごといろんな惑星を巡るような動きのある展開もよかったかなと。

 

(特撮メインで)

もちろんCGも多用されていますが、ジョン・ファブロー監督のこだわりで、なるべく実物を使った実写の特撮を行ってます。

(主演が子供なので実物が相手でないと感情的な演技が難しいとう事も考慮されたようです。)

そのため全体的に懐かしさやアナログ感が漂う画になっています。

原作が絵本なのでマッチしていると言えばそうなんですが、同年に公開された「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」や「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」といったSF大作と比べてしまうと、拙くて、粗くて、しょぼいという印象は否めません。

その辺りと比べるのは酷かもしれませんが。

 

(見どころ)

●兄弟の物語

宇宙飛行士(別時間軸の兄ウォルター)が自分のせいで失った弟ダニーを取り戻し、現在のウォルター&ダニーと融合して一緒に地球に戻るという「時間軸を使った」をオチは「ジュマンジ」と重なる部分がありますが、「ジュマンジ」ほどに響かないのはなぜだろう。

 

(好きなところ)

●リサ役、クリステン・スチュワート(当時15歳)がかわいい

せっかく3人兄弟だったので、もう少し出番があってもいいかなと。

 

★★★PICK UP LINES★★★

あっさりした説明文

 

Zathura.

Attention, space adventures.

Zathura awaits.  Do you have what it takes to navigate the galaxy?

It's not for the faint of heart.

For once you embark upon your journey, there's no turning back until Zathura's reached.

 

ザスーラ。

宇宙の冒険家たちに告ぐ。

ザスーラが待つ宇宙へと航海することができるかな?

心弱き者には無理だ。

一度出発してしまえば、ザスーラにたどりつくまで戻ることはできない。

 

  関連作品  
1995 ジュマンジ 
2017 ジュマンジ  ウェルカム・トゥ・ジャングル  
2019 ジュマンジ  ネクスト・レベル