サタデー・ナイト・フィーバー B

(Saturday Night Fever)1977

監督 ジョン・バダム  
キャスト ジョン・トラボルタ  
  カレン・リン・ゴーニイ ステファニー
  ドナ・ペスコウ アネット
  ジェセフ・カリ ジョーイ
  バリー・ミラー ボビー
  ポール・ベイブ ダブルJ
  ブルース・オーンスタイン ガス
  マーティン・シェイカー フランク(トニーの兄) 
  サム・J・コッポラ フスコ(ペンキ屋店主)

ジョン・トラボルタがフィーバーしたディスコ・ダンス・青春ムービーです。

 

街のペンキ屋で働く青年トニー。土曜の夜にはディスコのダンスキングとしてフィーバー!

トラボルタのダンスシーンが有名で、ダンスがメインの内容の無いちゃらい青春ムービーかと思ってましたが、

脚本がかなりしっかりしてました。

現実へのイライラや行き場の無い鬱屈感。ダンス、ドラッグ、セックスに

はけ口を求める若者。身分違いの

ラブストーリーにホームドラマもあり、当時の社会や世相を反映していて、ダンス以外でもしっかり観れる作品。

 

70年代米のディスコ・ブームに乗っかり映画は大ヒット。ディスコ・音楽・ファッション等若者サブカルチャーに大きな影響を与えたそう。絵にも描いた決めポーズや「フィーバー」という言葉が流行ったそうです。

 

トラボルタは本作や翌年のミュージカル映画「グリース」で映画でのスター俳優になりますが、それ以前のTVドラマシリーズで十分知名度と人気は

ありました。本作のロケにもトラボルタファンの女性が何千人と押し寄せ、撮影に苦労したそうです。

 

ダンスと共に映画を盛り上げたビージーズ(Bee Gees)のダンス・ナンバーが収録されたサントラもめちゃくちゃ売れたそうです。

 

ハイクラスなマンハッタンと下町的なブルックリン。

両者を分かつイースト・リバーをまたぐブルクッリン・ブリッジが取り上げられてました。マンハッタンとブルックリンをつなぐ橋はブルックリン・ブリッジだけでなく、他にも2つあります。

 

トニーの部屋には、「ロッキー」のスタローンや、ブルース・リー、

アル・パチーノのポスターが貼ってありました。

劇中で「アル・パチーノに似てる」と言われてましたが似てないですよね、どっちも掘りは深いですが。

1983年に同じくトラボルタ主演で続編「ステイン・アライブ」が公開されましたが、その監督・脚本をスタローンが務めてます。

 

トニーがディスコでいつも頼んでいたドリンク「7&7」

セブンクラウンというウィスキーをセブンアップ(レモン風味の炭酸飲料)で割ったものだそうです。アメリカでは割とポピュラーみたい。ハイボールみたいなもんですね。

 

(見どころ)

●もちろんダンス!

 映画中盤で魅せるトラボルタのダンス! ここは見逃せませんね。

 ダンスは素晴らしいんですが、今観るとちょっとユニークというか

 滑稽な感じも。社交ダンスっぽい感じもしたなー。

★★★PICK UP LINES★★★

昇給をけなされて父親に怒るトニー

 

How many times has somebody told me I was good my life?

Two times.

This raise and dancing at the disco.

 

オレの人生で人から褒められたのは2回だけだ。

この昇給とディスコで踊った時だけだよ。