ポール・グリーングラス監督とマット・デイモンという「 ジェイソン・ボーン」シリーズのタッグだったので、がっつしアクションを期待していたんですがアクション映画ではなくミリタリー・サスペンスでした。

 

2003年のイラク戦争が舞台です。

「大量破壊兵器を隠し持っている」という

名目で米軍がイラクを攻撃したが、結局兵器は見つからなかった事を基にして作られた

フィクションです。

 

戦場の雰囲気は丁寧に作られ臨場感もありましたが、ストーリーがイマイチでした。実際の戦争を扱ったサスペンスなので何よりリアリティーが大事ですが、主人公が命令に背いてかなり自由勝手に行動出来たり、見ず知らずのイラク人を作戦にずっと同行させたり、あり得ないようなシチュエーションが目立ちました。

サスペンスとしてもひねりが無かったですね。

反米映画として見れば、いいできかもしれないですね。

 

タイトルのグリーン・ゾーンとは、イラク戦争当時、アメリカ軍を中心とした連合国暫定当局があったバクダッド市内の安全地帯の事です。

 

（見どころ）

●戦場の臨場感。

●アメリカに限った事ではないですが、自分勝手で利己的な人達の愚かさと、そせいで起こる悲劇。