20世紀初頭。ニューヨーク。

裕福な家庭で育ち、物書きを目指す若き女性イーディスは、出資者を求めてイギリスからやってきた準男爵を名乗る男トーマスに惹かれる。

イーディスの父はトーマスの素性を怪しむが、その父が不審な事故死を遂げる。

悲しみにくれるイーディスはトーマスと結婚し渡英。

荘厳だが古めかしく、どこか気味の悪い屋敷で、トーマスの姉ルシールと3人で暮らし始めるが･････

姉弟とおぞましき館に隠された秘密がイーディスを追い詰めていく！

 

（ギレルモ印）

ギレルモ･デル･トロが監督＆脚本＆製作のスリラー作。

（古い館を舞台としたゴシック･ホラーというジャンル分けもされていますが、ゴーストはおまけ程度に登場するだけ。ホラーではなく、スリラー・ドラマの側面が大きい作品です。）

ダーク・ファンタジー作でも評価されているギレルモの作品で、キャストもなかなかに豪華。

（幽霊役のダグ･ジョーンズはギレルモ作品の常連。チャーリー・ハナムやバーン・ゴーマンはギレルモの「パシフィック・リム」に出演してます）

 

なのに、こんな酷い駄作が作られるとは。脚本が雑すぎ。ひどい。

 

ゴーストの必要性が全く感じられない。

渡英するまでの前半で、主人公の行動原理や、物語の方向性がまったく示されず、とにかくかったるい。

主人公イーディスの髪を上に束ねる髪型が可愛くなくて残念。

 

良かった所と言えば、陰湿な館の雰囲気くらい。