キリング・ショット B

(Catch.44)2011

監督 アーロン・ハーヴェイ  
キャスト マリン・アッカーマン テス
  ニッキー・リード カラ
  デボラ・アン・ウォール ドーン
  フォレスト・ウィテカー ロニー
  シェー・ウィガム ビリー
  ブルース・ウィリス メル
  ブラッド・ドゥーリフ 保安官
  P・J・マーシャル エルモア(殺された保安官)
  マイケル・ローゼンバウム クラブでテスを買おうとした男
 

クエンティン・タランティーノの作風そのまんまな感じのクライム・サスペンスです。時間軸の入れ替え、だらだらっとしたキャラの会話、バイオレンスで生々しい暴力描写、どれをとってもタランティーノ色。上手く出来ているとは思いますが、オリジナリティーは無いですよねー。ラストももうちょっとひねりが欲しかったなー。

 

監督&脚本のアーロン・ハーヴェイは本作が監督デビューとなる若干30歳。ブルース・ウィリスは脚本を気に入って出演を決めたそうです。ブルースへの感謝の意なのか、一時ミュージシャンとして活動もしていた彼の曲を作中で取り上げるなど、ブルースへのリスペクト感を演出したシーンもありました。ブルースは「パルプ・フィクション」にも出てましたし、こういう作風が好きなのかも。

 

原題の ”Catch.44” 。

ジョゼフ・ヘラーの1961年の小説”Catch.22”からきているみたい。

戦争の狂気や不条理を描いた小説。

ブルース・ウィリスが44マグナムを使ってるようで、このタイトルになったと思われます。

 

(好きなところ)

●ブルース・ウィリスとフォレスト・ウィテカー

 2人が最後に会話するシーンは味があってよかったです。

★★★PICK UP LINES★★★

ドーンのジョーク(一部省略)

 

ある所に4人の尼僧がいたの。

最初の尼僧が懺悔した。「私は罪を犯しました。」

神父がどんな罪か尋ねると「男性のペニスを見てしまいました。」

神父は嘆いて「マリア様と10回唱えて、聖水で目を洗いなさい。」と。

 

2人目の尼僧が来て「私は罪を犯しました。」

神父がどんな罪か尋ねると「男性のペニスに触れました。」

神父は嘆いて「マリア様と20回唱えて聖水で手を洗いなさい。」

 

そこで問題が起きた。3番目と4番目がケンカを始めていた。

神父が訪ねると、先の懺悔を盗み聞いていた4番目が

「ケツを洗った聖水で口を洗いたくない。」と。

 

 

笑える。アメリカンジョークってほとんど下ネタだよな~。