カクテル 

(Cocktail)1988

監督 ロジャー・ドナルドソン  
キャスト トム・クルーズ ブライアン・フラナガン 
  エリザベス・シュー ジョーダン・ムーニー
  ブライアン・ブラウン ダグラス・コグラン
  ケリー・リンチ ケリー(ダグラスのセレブ妻)
  リサ・ベインズ ボニー(ブライアンが釣った金持ち女)
  ジーナ・ガーション コーラル
  ローレンス・ラッキンビル ジョーダンの父
  ロン・ディーン パット(ブライアンの叔父)
  ロバート・ドンリー エディ(パットの店の常連)

一獲千金の大成功を夢見て大都会NYへとやってきたブライアン。

しかし学のないブライアンを雇う大企業はなく、仕方なくバーテンのバイトを始めることに。

 

野心、金、友情、裏切り、愛・・・・・

いろんな思いや出来事が次々と巡る青春ドラマ。

 

 

1983年「卒業白書」、1986年「トップガン」「ハスラー2」で人気俳優となったトム・クルーズが、アイドル俳優から本格俳優へと変わっていこうとしていた頃の作品。

 

(青春ジェットコースター・ムービー)

テンプレートな愛・青春・挫折エピソードをいくつも次々と繋ぎわせた広くて浅い青春ドラマ。

いかにもドラマチックな定型話が次々と降り注いでくるのが喜劇的。

身構えず、それこそカクテルでも一杯やりながらアップダウンの激しいお話をお楽しみください。

 

(見どころ)

●基本的にはトム・クルーズの甘いマスクを楽しむ作品です。

 

ヒロイン役のエリザベス・シューや、ダグラス役のブライアン・ブラウンも悪くなかったです。

 

(カクテル)

曲芸的なパフォーマンスでカクテルを作るフレアバーテンダーの知名度があがったそう。

 

ダグラスが好んで飲んでいたレッドアイ

ビールにトマト・ジュースを加えたもので、ダグラスのように生卵を入れる事は普通はないですが、元々は生卵が入っていて、それが赤い目に見えたことが名前の由来になっているという説もあるそうです。

 

カクテルはあまり詳しくないですが、映画界でカクテルと言えばやっぱり

「ウォッカ・マティーニ。ステアでなくシェイクで」

これも飲んだ事はないですが、いつかバーで言ってみたいものです。

 

★★★PICK UP LINES★★★

上NYしたブライアン 叔父の店を訪ね

 

 

ブライアン

Flat beer from rusty pipes. If you only knew how I missed it.

(古びた店の気の抜けたこのビール。どんなに恋しかったことか。)

 

パット

You might have change a lot, but they sure didn't beat the wise guy out of you.

(お前もいろいろ変わったんだろうが、その減らず口は相変わらずだな)

 

ブライアン

Not a chance of that.(悪かったね。)

 

      (中略)

 

パット

So what are you going to do now?(で、これからどうるす?)

 

ブライアン

Make a million.(100万稼ぐ。)

 

 

 

とても口語的な会話で訳すのが難しいです。

make a million は「大金持ちになる」という意味。

字幕ではそのまま「100万稼ぐ」となってました。