オンリー・ゴッド B

(ONLY GOD FORGIVES)2013

監督 ニコラス・ウィンディング・レフン  
キャスト ライアン・ゴズリング ジュリアン 
  ヴィタヤ・パンスリガム チャン(処刑人コップ)
  クリスティン・スコット・トーマス クリスタル(ジュリアンの母)
  ラター・ポーガム(ヤヤ・イン) マイ
  トム・バーク ビリー(ジュリアンの兄)

 

タイのバンコク。表向きはボクシングジム経営、裏で麻薬密売を生業とするジュリアンとその家族。

ジュリアンの兄が売春少女を殺し、その兄が仇討ちで殺され、その兄の復讐のためジュリアンの母が動く。

その背後には、どこからともなく現れて、罪人をナタでさばいて裁いていく激強の謎の必殺処刑コップのおっちゃんの存在が。

マフィアのボスであるビッチママと、

断罪人おっちゃん警官とのバイオレンスな応酬。

 

フランス、デンマークの合作。

(レフン監督がデンマーク出身。)撮影はタイ。

レフン監督とライアン・ゴズリングのタッグと言えば2011年「ドライブ

 「ドライブ」もなかなかにバイオレンスな作品でしたが、本作はそれ以上に暴力押し。なかなかに凄まじい暴力描写でございます。

おっちゃんとママのキャラが強烈すぎて主演ライアン・ゴズリングの影が薄い。

 

作中で実際に起こっていることと、登場キャラの心象世界がシームレスで描かれて話が掴みづらい。また断罪おじさん警官チャンの存在も含め非現実的な設定で、おとぎ話的な感じも。

 

監督いわく、断罪おじさんは神であり、その対極にいるジュリアンの母は地獄を象徴しているそうで、暴力そのものを描きたかったわけではないんでしょうが、暴力描写が激しすぎるので、そこしか印象に残らない作品です。

 

(見どころ)

●謎の断罪おっさん警官チャン。

独特な存在感、あの何とも言えない表情、そしてなぜ唄う!!

 

★★★PICK UP LINES★★★

マイを侮辱するビッチママ

 

クリスタル

So, tell me, Mai.  What line of work are you in?

(マイ、どんなお仕事をしているのか教えてくれるかしら。)

 

マイ

I'm an entertainer.(芸能関係です。)

 

クリスタル

An entertainer?

And how many cocks can you entertain with that cute little cum-dumpster of yours?

(エンターテイナーねえ。そのかわいらしい精子収集箱で一体何本を楽しませてたのかしら?)