英国王のスピーチ B

(The King's Speech)2010

監督 トム・フーパー  
キャスト コリン・ファース バーティ(ジョージ6世)
  ジェフリー・ラッシュ ライオネル・ローグ 
  ヘレナ・ボナム・カーター エリザベス妃(バーティの妻)
  ガイ・ピアース デイヴィッド(エドワード8世) 
  マイケル・ガンボン ジョージ5世
  ジェニファー・イーリー マートル(ライオネルの妻)
  ティモシー・スポール チャーチル
  アンソニー・アンドリュース ボールドウィン
  ロジャー・パロット ネヴィル・チェンバレン
  デレク・ジャコビ 大主教
  ウォリス・シンプソン イヴ・ベスト
  クレア・ブルーム メアリー王妃(ジョージ5世の妻)
  フレア・ウィルソン エリザベス(バーティの長女)
  ラモーナ・マルケス マーガレット(バーティの長女)

吃音に悩まされた英国王ジョージ6世と、その治療にあたった民間療法士との交流を事実に基づいて描いた作品です。

 ジョージ6世は、イギリスの現女王

エリザベス2世のお父さんです。

 

アカデミー作品賞、脚本賞、主演男優賞(コリン・ファース)を受賞しました。感動を呼びやすい、いいネタだとは思いますが、「二人の友情」の描き方は弱かったかな。

   ジョージ6世
   ジョージ6世

またラストで見事吃音を克服して、国民に向けたラジオスピーチを成功させますが、個室でライオネルとの二人三脚もいいですが、

やはり大勢の聴衆を前にしたスピーチの方が画的にも映えて盛りあがっただろうなと思いました。

 

イギリス舞台のイギリス映画だけあって、

キャストはほとんどイギリス俳優です。またオーストラリア出身だったライオネルを演じたジェフリー・ラッシュもオーストラリア

出身です。狙ってかな。

   ライオネル
   ライオネル

同じく総イギリス人キャストで作られた

ハリー・ポッター」シリーズに出演してた

俳優も多く、ハリポタでドS&残酷なベアトリックスを演じたヘレナ・ボナム・カーター、

臆病で卑屈なペティグリューを演じたティモシー・スポール、やさしく見守る校長ダンブルドアを演じたマイケル・ガンボン、本作ではみな真逆な性格のキャラを演じていておもしろかったです。

 

物語の舞台となる第二次世界大戦前後のイギリスの歴史を知っているとより楽しめるかと思います。

本作で、しょーもない兄貴として描かれていたエドワード8世。その後も

なかなかおもしろい人生を送ってるので、彼もいい題材になるかも。

★★★PICK UP ENGLISH!★★★

王族への呼び方について

 

(Your Majesty )

王・女王・皇帝・皇后などトップの位の方には「威厳、堂々とした風格」

という意味の Majesty という単語を使います。

 

直接話かける時(二人称)は Your Majesty と言います。

Yes, Your Majesty!(はい、陛下!)とかよく聞きますよね。

直訳すると「はい、あなたの威厳」と、意味不明に。

直接話しかけるのが恐れおおいくらいの人なので、直接ではなく

「あなた様の威厳に対して話かける」という形をとってます。

 

三人称の時は His(Her) Majesty と言います。

Her Majesty is soon coming.(女王陛下は間もなくいらっしゃいます。)

 

(Your Highness)

王以外の高位な人には Highness (殿下)を使います。

 

(Your Honor)

王族でなくても地位や身分のある人に使ったりします。

教授や市長や判事とか。

 

 

エドワード8世(デイヴィッド)

 

映画でも描かれていた通り、プレイボーイで人妻と不倫したりしてたそう。

 

ウォレスと結婚するために王位を退いた後も、各国の要職者と交流するなど結構活動的な人生を送ってます。

さすがに英王室とは長い間不仲で、特に母親のメアリー王太后と弟ジョージ6世の妻の

エリザベス王妃には嫌われていたそう。

 

ジョージ6世の長女エリザベス(現女王エリザベス2世)が王位に就いてからは、王室との関係も改善されたそう。

 

デイヴィッドが夢中になった

ウォリス・シンプソン

 

なかなか美人さんですよね。