エクソダス  神と王 C

(EXODUS  GODS AND KINGS)2014

監督 リドリー・スコット  
キャスト クリスチャン・ベール モーゼ
  ジョエル・エドガートン ラメセス
  ジョン・タトゥーロ セティ(ラメセスの父王)
  シガニー・ウィーバー ラメセスの母
  ヒアム・アッバス ビティア(モーゼの母)
  タラ・フィッツジェラルド ミリアム(侍女 実はモーゼの姉)
  ベン・キングズレー ヌン
  アーロン・ポール ヨシュア
  アンドリュー・ターベット アロン(モーゼの父)
  マリア・バルベルデ ツィポラ(モーゼの妻)
  ハル・ヒューエットソン ゲルショム(モーゼの息子)
  ベン・メルデルソーン ピトム総督
  ダール・サリム カーヤン(モーゼの部下)
  ゴルシフテ・ファラハニ ラメセスの妻
  アイザック・アンドリュース 謎の少年

「エクソダス」

何かかっこいい神様か王様の名前かのような響きですが違います。旧約聖書にある「出エジプト」の事。

モーゼがエジプトに奴隷として囚われているヘブライ人(ユダヤ人)を連れて脱出。紅海を割って渡ったという有名なお話。それを元にした歴史スぺクタル大作です。

1956年「十戒」のリメイクのような内容。

 

お金をかけた大作で、リドリー・スコット監督とくれば、迫力ある画力はありましたよ。古代エジプトの壮大な世界を描き出してました。

でも内容が出エジプトの物語そのままでは魅力を感じない。

宗教色も多少はあってもいいですが、それが強いとおもしろくない。

10の災いの所なんて、まんま描かれるとひどい復讐劇で理不尽だし、見てて重苦しいだけ。

 

ベン・ハー」や、同じくリドリー・スコット監督作「グラディエーター」のようにあくまで人間のドラマにして、二人をしっかり対決させないとエンタメとして成立しない。

主人公モーゼも、前半では頼れるリーダーだったのに後半にはただ迷って困ってる人になり、そのブレ感で魅力を感じない。

 

エジプト中心に古代オリエントの世界を描いているわけですが、キャストはだいたい欧米の白人。肌に色を塗ったり、目の周りを黒くふちどってエキゾチックな感じのメイクにしてます。

目のくっきりした感じがプリクラの補正のように見えて少し笑えた。

 

(見どころ)

●海を渡るシーン。

「十戒」のように海が真っ二つに割れるわけではなく、引き潮のように引いていった感じ。その海が戻ってくるときが巨大津波のようで迫力があった。

 

★★★PICK UP LINES★★★

 

ラメセス

You're listening to Hebrews.(ヘブライ人どもの話を聞いているのか。)

 

モーゼ

I'm not listening to Hebrews. (違う。彼らではない。)

 

ラメセス

Who are you talikng to?(じゃあ誰と話している?)

 

モーゼ

God.(神だ。)