前作から23年の時を経て作られた名作の続編。

 

前作の後、インサイダー取引の罪で服役していたゴードンが出所するシーンからスタート。

 

ゴードンの娘と交際するウォール・ストリートの若き証券マンのジェイクはゴードンの元を訪れ・・・

 

マネーゲームドラマと、ゴードン、ジェイク、ウィニーの家族ドラマが軸になってます。

 

前作と比べると、全体的にぬるい感じ。キャラもストーリーも。

前作では43歳だったマイケル・ダグラスも66歳に。

さすがに歳を感じるし、前作のようなギラついた感じは控えめか。

マイケルは当時、咽頭癌と闘病中で、その辺りも影響してるのかな。

今回のオオカミ役でジョシュ・ブローリン演じるブレトンもいまひとつ迫力に欠ける。顔が佐藤浩市にちょっと似てる気がした。

 

作中ではサブプライムローン問題に端を発した、2008年の金融危機が描かれています。リーマン･ブラーズが破綻したのが同年９月１５日です。

 

（見どころ）

●帰ってきたゴードン・ゲットー

牙の抜けた過去の遺物か、研がれた牙を隠し持つのか・・・

 

（好きなところ）

●ウィニー役のキャリー・マリガン

ショートカットと涙の似合う女優さん。

あの大きな瞳から涙がポロポロ落ちる様はどこかセクシーで、いじめたくなっちゃう感じ。　満面の笑みより、悲しい表情が似合う。