「60分戦争」と呼ばれる戦争で文明が崩壊。

生き残った人々はエンジンで移動する巨大な都市に住み、都市同士で食料や燃料を奪い合いう移動都市の時代を迎えていた。

移動都市の中でも圧倒的な力で他の都市を喰らう巨大捕食都市ロンドン！

ロンドンの指導者サディアス･ヴァレンタインの命を狙う謎の少女ヘスター・ショウ。

2人の因縁は時代の覇権を巡る争いへ！！

 

ワクワク、ドキドキが止まらない良いＳＦ！

 

（チーム・ピーター･ジャクソン）

原作はフィリップ・リーヴの小説「移動都市(MORTAL ENGINES)」。

ロード･オブ･ザ･リングやホビット・シリーズを手掛けたピーター･ジャクソンらが製作･脚本を務め、ジャクソン監督作で絵コンテや特殊効果などを担当してきたクリスチャン･リヴァースの初監督作品となります。

長年ジャクソン監督作品を裏方として支えてきたリヴァースを、ジャクソンやＷＥＴＡが全面的にバックアップしたＳＦ大作映画に仕上がってます。

 

（移動都市）

「動く都市」という事で、「ハウル」っぽいのかなと思っていたら、むしろ「ラピュタ」っぽいですね。

敵役のサディアス･ヴァレンタインがムスカ的な感じ。

 

もっといろんな都市が、例えばニューヨークとか東京登場して、個性豊かな都市たちのバトルがあるのかと思っていたら、都市ＶＳ都市のシーンは序盤のみ。

 

主人公ヘスター・ショウのドラマを中心に、キャラクターや世界観で見せるＳＦ作品です。

 

（見どころ）

●序盤  ロンドンの都市捕食シーン！

ロンドンでけ～！！　スリルと迫力満天！！

世界観もよく伝わり、一気に引き込まれます。

 

（好きなところ）

●復活者シュライク

ターミネーター的なヤツ。　登場シーンの音楽がいい。

デザインはシンプルなスカル･フレームでしたが、もう少し特徴や工夫があるとよかったかな。

 

●反移動主義レジスタンスの女性リーダー、アナ・ファン

本作で一番カッコイイキャラ。

真っ赤なコート、サングラス、ツッパリ頭でアクションもこなす飛行機乗り。イケメンすぎるぜ！

演じたジヘは韓国出身の女優、モデル、ロック･ミュージシャン。

 

●主人公ヘスターを演じたヘラ・ヒルマー

顔に傷があっても可愛いさはまったく失われず。

アイスランド出身の女優さん。

アイスランド出身俳優ってあんまり聞かない。ビョークくらいかな。