明日に向かって撃て! A
(Butch Cassidy and the Sundance Kid)1969
監督 | ジョージ・ロイ・ヒル | |
ポール・ニューマン | ブッチ・キャシディ | |
ロバート・レッドフォード | サンダンス・キッド | |
キャサリン・ロス | エッタ(サンダンスの女) | |
ジョージ・ファース | 列車の金庫番 |
実在の強盗ブッチ・キャシディと
サンダンス・キッドを描いた西部劇です。アメリカン・ニューシネマの傑作とされてます。
大ヒットしてポール・ニューマンがトップスターとしての地位を確固たるものにするとともに、当時無名
だったロバート・レッドフォードも一躍有名になりました。
気のいい強盗二人の逃走劇をコミカルに描いてます。
古い映画ですが、今観てもとってもオシャレな映画です。
ストーリーはたいしたことないですが、このオシャレ感と主演二人の
かっこ良さで十分楽しめる作品に
なってます。
40年以上も前の映画ですが、今観ても「オシャレだな~」と思わせるのはすごいなと思いました。
特にあのラストはかっこいいな~。
実際のブッチとサンダンスも西部で散々銀行強盗、列車強盗をした後、
ボリビアに高飛び、最後にはボリビア軍に包囲され銃撃戦の末死亡します。
ジョージ・ロイ・ヒル監督で、ニューマン&レッドフォード主演で泥棒といえば1974年の「スティング」もどうぞ。本作と同じようにオシャレ感と軽快なノリを楽しめます。
「明日に向かって撃て!」という邦題はしっくりこないですね。
おそらくアメリカン・ニューシネマの先駆け1967年「Bonnie and Clyde」
の邦題が「俺たちに明日はない」だったので、それを受けてのものかと思います。「俺たちに明日はない」も2人組の強盗が最後には蜂の巣にされて終わる映画です。
それにしても若い時のレッドフォードはブラピにそっくりだなー。
(見どころ)
●ラストシーン というかラストの1枚って感じでしょうか。
劇中では「悪人」としての描かれ方はされていなかった二人ですが、
強盗は強盗。悪党らしい最期を迎える二人にクールなかっこよさと
名残惜しさという余韻を持たせる見事なラストだったと思います。
(好きなところ)
●ブッチとエッタの自転車シーン
陽気で朗らかな感じが良かったです。挿入歌の「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' on my Head)もグッド!
ボリビアでの強盗活劇シーンの「ダバダバダ~♫」って歌も良かった
です。
(サンダンス映画祭)
ロバート・レッドフォードが1978年に立ち上げたインディーズ映画を対象とした映画祭です。この映画祭で名の売れた作品や監督も数知れず。
名前の由来は本作でレッドフォードが演じたサンダンス・キッド。
ちなみにサンダンス・キッドの名前の由来はワイオミング州サンダンスに
あった刑務所に服役していたからですが、この映画祭がサンダンスで行われているわけではありません。ユタ州のパークシティで毎年1月に開催されています。
★★★PICK UP LINES★★★
エッタの強盗用語講座
・This is a robbery.(オレ達は強盗だ。)
・Raise your hands.(手を上げろ。)
・All of you, back against the wall.(全員壁まで下がれ。)
・Give me the money.(金をよこせ。)