作業員のミスにより無人走行状態となった貨物列車。

どんどんと加速し暴走する列車の積み荷には有毒物質、行く手には急カーブ、その先には市街地が！！

 

命懸けで暴走列車を止めようと奮闘する

鉄道会社従業員を描いたスリラー・ドラマ作品。

 

トニー・スコット製作＆監督作で、彼の遺作となりました。

（2012年8月自死。享年68歳。）

 

2001年オハイオ州で実際に起きた貨物列車暴走事件をもとに作られた映画です。

 

（主人公、暴走列車！？）

無人で突っ走る列車が何とも不気味。

もちろん列車に意志があるわけではないですが、立ちふさがるものをブッ飛ばしながら突き進む様と、本来そこに人がいるべき運転席が無人のまま動いている様は不気味で怖かったです。

意志なき敵とのアクション作とも言えるかも。

 

実際の事故でも、車で追いついて乗り込もうとしたり、脱線器で脱線させようとして失敗し、別の貨物列車を暴走列車の後部に連結させ、そのブレーキで減速させたそうです。

 

ちょっとした手違いや判断ミスが、とんでもなく大きな問題になってしまうのは怖いことですね。

 

真っ直ぐにも進むし、岐路もあるし、時に脱線も。

線路って人生や運命の比喩になったりしますよねー。

 

鉄道っておもしろい題材だなと思いました。

 

本作の前年にもトニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンのコンビで鉄道を舞台にした作品「サブウェイ１２３ 激突」が公開されてます。

 

（正義感や家族のドラマも）

メイン2人の安っぽい家族ドラマはいらないので、暴走する列車に重点を置いてもうす少しハードなアクションシーンがあってもよかったかなー。

 

（見どころ＆好きなところ）

●暴走列車と、それを止めようとする職人、プロ達

 

（私のアンストッパブル）

●ポテチ！