アイズ ワイド シャット  A

(EYES WIDE SHUT)1999

監督 スタンリー・キューブリック  
キャスト トム・クルーズ ビル・ハーフォード
  ニコール・キッドマン アリス・ハーフォード
  シドニー・ポラック ビクター・ジーグラー
  トッド・フィールド ニック・ナイチンゲール
  マリー・リチャードソン マリオン
  ラデ・シェルベッジア ミッチ/貸衣装屋
  リーリー・ソビエスキー ミッチの娘

倦怠期を迎えすれ違う夫婦。

妻が若い男と肉体関係を持つ妄想にとらわれ苦悩する夫。

 

性的倒錯の世界に迷い込んだ男のミステリアスでエロティックなドラマ。

 

1987年「フルメタル・ジャケット」以来12年ぶりのキューブリック監督作。

      (監督&脚本&製作)

そして遺作となった作品。

 

 

(巨匠キューブッリクとスター夫婦)

巨匠キューブリック監督、そしてトム・クルーズ&ニコール・キッドマンのスター夫妻が主演という事で製作段階から話題になった作品。

 

ニューヨークが舞台の作品ですが、飛行機嫌いのキューブリックはイギリスから出ようとしないので、全編イギリスでのロケ&スタジオで撮影されました。

トム&キットマン夫妻も撮影に合わせてイギリスに移住していました。

撮影期間は1年半近くにおよぶ異例の長さ。

その中で、キューブリックが主演の2人を精神的に追い込みながら撮影。

メンタルへの過負荷が2人の離婚(2001年離婚)の一因になったとも言われております。

(俳優を精神的に追い込んでリアリティのある演技を引き出そうとすることはままありますが、キューブリックはそれが極端な気がします。偏屈なSオヤジなイメージ。)

 

試写会の数日後に監督が急死したため、本作がキューブリックの遺作となりました。(享年70歳。)

 

(官能的)

なかなかなまめかしいセックスシーンが溢れているので日本ではR-18指定で公開されました。

倦怠期のカップルとかが観ればセックスしたくなるかもしれません。

 

(見どころ)

●秘密の館 

ハプニングバーの高級版的な感じでしょうか。

実際にもこんなとこあるんでしょうね。

 

(好きなところ)

●リーリー・ソビエスキー(衣装屋の娘役)がかわいい

気にいった方は「ディープ・インパクト」や「グラスハウス」をどうぞ。

 

●BGMがよかった。ピアノの。

 

★★★PICK UP LINES★★★

アリスを誘うおっさん

 

おっさん

You know why women used to get married, don't you?

(昔、女性はなぜ結婚したと?)

 

アリス

Why don't you tell me?

(さあ、なぜかしら。)

 

おっさん

It was the only way they could lose their virginity  and be free to do what they wanted with other man. The ones they really wanted.

(それが処女を捨て、他の男とコトをするための唯一の方法だったからだよ。本当に望む男とね。)

 

※題名の「EYES WIDE SHUT」は eyes wide open(目を大きく開いて)という表現をもじったもので、「目を閉じて見ないようにする」という意味のよう。

 

メインカテゴリー  
ドラマ 官能ドラマ
   
サブカテゴリー  
R指定 エロ
公開年  
1999  
ランク  
 
年代  
   
舞台  
アメリカ ニューヨーク