突然、人が消えた。

身に着けていた衣服を残して。

飛行機の中でも、街でも、世界中で。

ＳＦミステリーかと思って観たんですが、宗教映画でした。

消えた人は天国へいったそう・・・

ハリウッドでは、キリスト教や信仰をテーマ、ネタにした映画は珍しくないですが、この映画は特定の宗教観を押してくるガチな宗教映画。一般の方でも楽しめるようにとパニック・アクション的要素を盛り込んであるのかもしれませんが、安っぽすぎるドラマと、理解しがたい宗教観を押し付けられて、興味のない人間にとっては苦痛。

原作はティム・ラヘイというプロテスタントの牧師、宗教家の著書「レフトビハインド」シリーズ。

聖書に予言された災い(患難)が起こり、人間は患難時代を迎えるが、敬虔な真のクリスチャンはその前に携挙(ｹｲｷｮ)され神の元へ招かれる、というキリスト教終末論の患難前携挙説という考え方に基づいたお話。

非常に多くの映画に出るニコラス・ケイジですが、何でも出ればいいってもんじゃないと思います。

ヒロインの子は、ちょっとかわいかったです。