ラッシュ  プライドと友情 S

(RUSH)2014

監督  
ロン・ハワード  
キャスト  
ダニエル・ブリュール ニキ・ラウダ 
クリス・ヘムズワース ジェームス・ハント
アレクサンドラ・マリア・ララ マルレーヌ(ニキの妻)
オリヴィア・ワイルド スージー(ジェームスの妻 モデル) 
ピエルフランチェスコ・ファビーノ クレイ・レガツォーニ(ニキのチームメイト)
クリスチャン・マッケイ アレクサンダー・ヘスケス卿(チームオーナー) 
ジュリアン・リンド・タッド バブルス・ホースレイ(チームマネージャー)
ジェイミー・デ・コーシー ポスルスウェイト(チーム設計士)
ナタリー・ドーマー ジェマ(ジェームスの彼女 看護師)
デヴィッド・コールダー スタンレー(BRMオーナー)
アリスター・ペトリ レポーター

1976年。

F1ドライバー、ニキ・ラウダジェームス・ハント

 

熾烈な優勝争いを繰り広げる2人のレーサーの生き様と戦いの物語

 

実話ベースの伝記的レーサー・ドラマ作

 

 

 

(生死を懸けたお仕事)

一歩間違えば死に直結するスポーツ。

襲いくるプレッシャー、常に強気でいないと飲まれる心、愛する家族の存在が強みでもあり、弱点でもあり。

命懸けの真剣勝負の世界に生きる者たちのメンタルや生き様を描いてます。

常人では立ち入れないクレイジーさや覚悟が見どころ。

 

(好敵手 ニキ・ラウダジェームス・ハント

会えば互いに罵り合う2人がレースの世界で駆けあがって行く中で互いを認めていくストーリー展開ですが、実際の2人はF3時代から仲良しで、一時期一緒に住んでいた事もあったそう。

本作では実際よりも対立面を強調して描いているようです。

 

性格は対照的な2人ですが、どちらも裕福な家庭に育つが、家族の反対を押し切ってレースの世界に身を投じたという共通点があります。

 

●その後のニキ

1975年に年間総合優勝。

1976年はジェームズに優勝を奪われますが(本作のラスト)、翌1977年には再び優勝。1984年にも優勝し、通算3度の総合優勝を飾ります。

引退後はラウダ航空という航空会社を立ち上げたり、F1チームの要職やアドバイザーを務めて、2019年に70歳でその生涯を閉じました。

 

●その後のジェームス

本作の最後でも言及があった通り、1979年に引退。

その後は辛口解説者として人気を博したそう。

1993年に心臓発作で急逝しました。(45歳)

 

(見どころ)

ニキ・ラウダの覚悟①

あの重症で、わずか42日後にレース復帰ってヤバ!

4位という結果もしっかりと出しちゃって。すげー。

 

●ニキ・ラウダの覚悟②

シーズン最終戦、日本グランプリ。

鬼執念での復帰からの、まさかのリタイア

結果、ジェームス・ハントの逆転総合優勝を許すことになりましたが、この決断ができたニキがすげーなと思います。

 

(好きなところ)

●最後の決戦の舞台が日本!!

1976年、日本で初めてのF1レースが富士スピードウェイで開催されました。海外映画ですが、クライマックスの舞台が日本ってのはテンションあがりますね。しかもそれがF1日本初開催という記念碑的イベントとは。

さらに大雨だったってのが、またドラマを誘うよね~。

 

★★★PICK UP LINES★★★

Asshole な人たち

 

Twenty-five drivers start every season in Formula 1 and each year two of us die.

What kind of person does a job like this?

Not normal men, for sure.  Rebels, lunatics, deramers.

People who are desperate to make a mark and are preparerd to die trying.

 

F1には毎年25人のドライバーが参戦し、2人が死ぬ。

こんな職業に就く奴らどんな奴らか? まともな人間なわけがない。

反逆者か、変人か、夢想家。

爪跡を残すためなら死をも恐れぬ連中だ。