マーシャルー・ロー C

(THE SIEGE) 1998

監督 エドワード・ズウィック  
キャスト デンゼル・ワシントン アンソニー・ハバード(ハバ)
  アネット・ベニング エリース・クラフト(シャロン)
  トニー・シャルーブ フランク
  サミ・ブアジラ エミール
  ブルース・ウィリス デヴロー将軍

アメリカ本国での「テロとの戦い」を描いたクライム・サスペンスです。

2001年9・11以前に公開された映画ですが、その内容が9・11にとっても似てます。

アラブ系イスラム教徒がテロの犯人で、テロ後のアラブ系イスラム教徒に対する当局の厳しい取り締まりや、アメリカ国民からの差別を、まるで予測していたかのように描いています。

 

あんまりテンポがよくなく、イマイチ盛り上がりにも欠けました。

アクション映画、サスペンス映画というよりは、9・11を経た今観ると「テロ」というものに対してのアメリカの反応を描いた社会派の映画って感じがします。

 

(見どころ)

●アメリカという国

多様性を擁した自由の国ですが、「テロ」を経て変化する様。

 

(好きなところ)

●ブルース・ウィリス

ヒーローよりも悪役の方が似合う役者だと思ってます。

 

 

★★★PICK UP LINES★★★

アメリカ

冒頭 クリントン元大統領の演説より

 

The explosion appears to be the work of terrorists.

And if that is the case, like all Americans, I am outraged by it.

The cowards who committed this murderous act must not go unpunished.

Let me say again.

America takes care of our own.

Those who did it must no go unpunished.

 

爆発はテロリストによるものです。

この事に私も皆さんと同様に強い怒りを覚えています。

この卑劣な殺人犯には必ず裁きを下さねばなりません。

もう一度言います。

アメリカは国民を守ります。

テロリストは必ずや罰せられるでしょう。

 

※原題のsiegeは、「包囲」って意味です。

※邦題のmartial lawは「戒厳令」という意味です。

「戒厳」とは、戦争なんかの緊急時に軍に超法規的にいろんな権限を与えて、一定地域を統治、管理させる事です。