マレフィセント S

(MALEFICENT) 2014

監督  
ロバート・ストロンバーグ  
キャスト
アンジェリーナ・ジョリー マレフィセント
エル・ファニング オーロラ姫
シャールト・コプリー ステファン王
サム・ライリー ディアヴァル(カラス)
イメルダ・スタウントン ノットグラス(妖精トリオ)
レスリー・マンヴィル フリットル(妖精トリオ)
ジュノー・テンプル シスルウィット(妖精トリオ)
ブレントン・スウェイツ フィリップ王子
ケネス・クラナム ヘンリー王
エラ・パーネル マレフィセント(少女時代)
トビー・レグボ ステファン(少年時代)
ヴィヴィアン・ジョリー・ピット オーロラ姫(幼児時代)
ジャネット・マクティア ナレーター(オーロラ)

大きな翼を持ち、大空を自由に飛び回る妖精の少女マレフィセント

人間の少年ステファンと恋に落ちるが、大人へと成長したステファンは国王になるためマレフィセントを裏切ってしまう。失意と憎悪に染まったマレフィセントはステファンの娘オーロラ姫にある呪いをかけてしまうが・・・

 

(新解釈の「眠れる森の美女」)

1959年公開のディズニーアニメ映画「眠れる森の美女(Sleeping Beauty)」を、悪役であるマレフィセントの視点から描いたリメイク作。

 

ただ単に同じ内容でリメイクするのではなく、新しい解釈やアレンジを加える事でディズニーの名作が装い新たに蘇りました。

見応えあるアクションシーンがあるのも自分好みでした。

翼を持ったマレフィセントの無双感は男子受けがいいと思います。

 

(上手な脚本)

新たな設定に無理がなく、むしろ原作を補完するがごとく、上手に新しい「眠れる森の美女」を生みだしました。

 

マレフィセントが可愛い赤ん坊に呪いをかけるにいたる経緯もなるほど。

翼をもがれたマレフィンセントの悲痛な叫びは、観客の胸にも突き刺さってきます。(原作では単に「お祝会に呼ばれなかった事への腹いせ」だった)

 

姫を眠りから覚ます真実の愛のキスも、ちょっと知り合っただけの王子ではダメというのもなるほど納得、そりゃそうだ。

 

(見どころ)

新設定のキャラクターたち

 

●マレフィセント

アンジーの圧巻の演技

裏切られた哀しさ、憎しみを抱いた邪悪さ、愛情深き優しさ。そのどれにも納得感の持てる脚本と演技でキャラクターを完璧に作り上げてました。

 

養子をもらうなど、子供が大好きなアンジーには適役だったと思います。

 

幼児時代のオーロラを演じたヴィヴィアンちゃんはアンジーとブラピの実子です。メイキング映像には撮影現場に来ていたブラピも映ってました。

 

●オーロラ姫

演じたエル・ファニングは当時才15歳。

美しさよりも明るさ、ピュアさ、天真爛漫さを前面に出したキャラ。

マレフィセントの憎悪の心を溶かすのに納得のいくキャラでした。

 

「眠れるの森の美女」ですが、本作では呪いで眠っていた時間はごくわずかでした。

★★★PICK UP LINES★★★

呪い

 

The princess shall indeed grow in grace and beauty, be loved by all who meet her.

But, before the sun sets on her 16th brithday, she will prick her finger on the spindle of a spining wheel and fall into a sleep like death, a sleep from which she will never awaken.

The princess can be woken from her death sleep, but only by true love's kiss.

This curse will last till the end of of time.

No power on Earth can change it.

 

姫は誰からも愛される、優しく美しい娘に育つだろう。

だが16歳の誕生日の日没前に糸車の針に指を刺し、死の眠りにつくだろう。

二度と目覚める事のない永遠の眠りに。

姫を死の眠りから目覚めさせるのは、ただ一つ、真実の愛のキス。

この呪いは止められない! いかなる力でも変えられない。