ホース・ソルジャー B

(12 STRONG)2018

監督 ニコライ・フルシー  
キャスト クリス・ヘムズワース ミッチ・ネルソン大尉 (隊長)
  マイケル・シャノン スペンサー准尉(副隊長)
  ナヴィド・ネガーバン ドスタム(北部同盟将軍)
  マイケル・ペーニャ ディラー(元教師 ヒスパニック系)
  トレヴァンテ・ローズ マイロ(アフリカ系)
  ジェフ・スタルツ コファーズ
  サッド・ラッキンビル マイルズ(伸びた髪をからかわれる)
  オースティン・エベール エセックス 
  オースティン・ストウェル フォールズ
  ベン・オトゥール ブラック(メガネ)
  ケネス・ミラー ジャクソン 
  ケニー・シェアード ベネット 
  ジャック・ケシー ジョーンズ
  ロブ・リグル 中佐 
  ウィリアム・フィクトナー 大佐 
  エルサ・パタキー ミッチの妻
  テイラー・シェリダン 現地CIA
  ヌーマン・アチャル ラザン(タリバン軍リーダー)

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロの後、タリバン攻撃のためアフガン北部の要所マザーリシャーフの奪還を目指す米軍が現地に送り込んだ12人の特殊部隊員

現地の反タリバン勢力と手を組み、決死の作戦に臨む男たちの戦いを実話に基に描いた戦争映画

 

原作はアメリカのジャーナリスト、ダグ・ストーンの同名ノンフィクションン小説。(ストーンは製作総指揮としても本作に参加してます。)

極秘扱いにされたため、当時は誰にも知られる事のなかった戦いの物語。

 

アフガンで、にまたがり、戦いに挑む男!

ランボーじゃん!! (1988年「ランボー3 怒りのアフガン」)と思いましたが、全然違いました。

邦題タイトルから、もっと馬や騎兵戦にスポットを当てたお話なのかなと思いましたが、よく見ると原題は「12 STRONG」。

兵士主体のお話でした。

本作の主人公たちの部隊は、米陸軍特殊部隊。グリーンベレーです。

 

(見どころ)

決死の任務に挑む隊員たちの覚悟、タフさ

誰も死なずに済んだのはなかなか奇跡的かなと思いました。

個人的には、イケメン主人公のクリス・ヘムズワースよりも、気骨、ベテラン感が漂う副隊長を演じたマイケル・シャノンが良かったです。

ちなみに、主人公の妻役エルサ・パタキーは、クリス・ヘムズワースのリアル妻です。

 

(メイド・イン・USAの戦争映画)

アメリカが海外(敵地)で行う戦争や作戦行動を描いた戦争映画はたくさんあります。

ヴェトナム戦争作品によくみられる「反戦系」や、祖国&家族を守るため決死の作戦に挑む隊員たちの覚悟や絆を描いた「ヒーロー系」がありますが、本作は後者「ヒーロー系」の典型作になります。

 

実話ベースとは言え、そこはエンタメ映画製作の大家ジェリー・ブラッカイマー作品。

敵(悪)、味方(善)を単純化、明確化し、その他設定、展開、音楽等々、魅せる演出を意識した娯楽性重視の作りになってます。

「ヒーロー系」戦争映画の典型的で新しさはないもの、手堅い作りにはなってます。

 

ジェリー・ブラッカイマー製作の戦争映画では2001年「ブラックホーク・ダウン」がおススメ。比較的リアル志向の作品。

 

またアフガンが舞台の作品では2013年「ローン・サバイバー」がおススメ。こちらはグリーンベレーと双璧をなす米海軍の特殊部隊ネイビー・シールズの作戦を描いた作品。

ホース・ソルジャーが全員生還できたのに対し、ローン・サバイバーでは生還者はたった1人。とにかく壮絶!

 

★★★PICK UP LINES★★★

(シーン①)ミッション・インポッシブル?

 

大佐

I would be remiss if I did not say to you, even in success the odds of you coming home.....

(言っておくが、例え成功しても生還できる確率は・・・)

 

ネルソン大尉

They're 100%, sir, with all due respect.

See, I kind of made a promise, too.

(失礼ながら100%です。「戻る」と約束もしてきましたので。)

 

(シーン②)反撃の狼煙

 

大佐

The most important thing a man can take into combat is a reason why.  This is from the towers.  You carry that with you.

Five weeks ago, 19 men attacked our countory.

The 12 of you will be the first ones to fight back. Go win this thing.

 

戦いにおいて最も重要なのは動機だ。これはタワーの一部。持っていけ。

5週間前、19人の男がが祖国を襲った。

君たち12人が最初に反撃する。勝ってこい。